瀬戸カトリーヌと瀬戸たかのは同じ人？改名した理由や母親の情報も調査

瀬戸カトリーヌさんといえば、90年代後半から2000年代にはハーフタレントとして数々のバラエティ番組に出演していました。ブレイク以降も、女優として三谷幸喜さんの舞台「オケピ！」などに出演し、マルチタレントとして活躍しています。TBS系「世界！ふしぎ発見」のミステリーハンターとしても有名です。特に30代以降の方ならご存知の方は多いでしょう。

そんな瀬戸カトリーヌさんですが、一時期改名していました。「クイズプレゼンバラエティー Qさま！！」などに新しい芸名で出演していたのでご存知の方もいるでしょう。改名の理由はどのようなものなのでしょうか。調べてみました。

本名：奥浦 高乃（おくうら たかの）
生年月日：1976年1月5日
出身地：フランス・パリ
血液型：A型
身長：163cm

瀬戸カトリーヌさんは父親がフランス人、母親が日本人のハーフで、パリで生まれました。3歳のときに家族で日本に移り住み、最初は母親の出身地である香川県高松市に住んでいました。しかしパティシエやパン職人をしていた父が兵庫県神戸市に「カトリーヌ」というパン屋を開いてからは、芸能人になるため上京するまでずっと神戸で過ごしていました。

瀬戸カトリーヌさんが流暢に関西弁を話すのは幼少期から神戸市で育ったという理由からでした。ちなみに、家庭では母親だけではなくフランス人の父親とも日本語で会話していたため、フランス語は話せないそうです。

店の名前を「カトリーヌ」にしたのは、瀬戸カトリーヌさんのファーストネームであるフランス名が「カトリーヌ」であることに由来しています。瀬戸カトリーヌさんの父親はしばらく「カトリーヌ」を経営していましたが、近年は店を畳んで製菓の専門学校で講師をしているということです。

瀬戸カトリーヌさんは高校卒業後、日本歌劇学校に入学しました。日本歌劇学校とはOSK日本歌劇団の劇団員を養成する学校です。OSK日本歌劇団、宝塚歌劇団、松竹歌劇団は三大少女歌劇団と呼ばれています。瀬戸カトリーヌさんはOSK日本歌劇団でのデビューを目指して日本歌劇学校で学んでいました。

このとき、芸名が「瀬戸カトリーヌ」に決まりました。母親の出身地が瀬戸内海に面していることから名字を「瀬戸」、自身のフランス名から名前を「カトリーヌ」に決めたということです。

1995年1月に阪神・淡路大震災があり、自宅が神戸市にあった瀬戸カトリーヌさんは一家で被災、父親の店舗は営業ができない状態になってしまいました。OSK日本歌劇団でのデビューは震災の2か月ほどあとだったのですが、デビューを諦め実家の手伝いに専念することに。しかし一度だけOSK日本歌劇団のはからいで舞台に立つことができ、このことでは週刊誌などから取材も受けたそうです。

このように辛い出来事があったにもかかわらず、持ち前の明るさやトークの腕前で実家のパン屋再建に励んでいた瀬戸カトリーヌさん。あるとき故・坂本九さんや西田ひかるさんらが所属する事務所・マナセプロダクションからスカウトされます。再びチャンスを得た瀬戸カトリーヌさんは上京し、震災から2年後の1997年に芸能界デビューしました。

瀬戸カトリーヌさんはハーフで関西弁を話すというキャラクターがうけ、デビューした1997年にブレイクし数々のバラエティ番組に出演。売れっ子タレントの仲間入りを果たします。「ボキャブラ天国」「THE 夜もヒッパレ」「アッコにおまかせ」などの人気番組に出演していました。

しかし本人としては女優になりたかったという思いがあり、複雑な思いを抱きながらバラエティタレントとしての活動を続けていました。そんな中で、三谷幸喜さんの舞台を観に行く機会があった瀬戸カトリーヌさん。舞台に感激し、舞台の絵を描いて三谷幸喜さんに送ったところ、その2年後の2001年、瀬戸カトリーヌさんが描いた絵のことを覚えていた三谷幸喜さんが舞台「彦馬がゆく」への出演をオファー。

「彦馬がゆく」に出演したことで女優として評価され、瀬戸カトリーヌさんは以降さまざまな舞台を経験することとなりました。現在では瀬戸カトリーヌさんといえば舞台女優として確固たる地位を築いています。そのきっかけがファンとして送った絵であったというのは素敵な話ですね。

三谷幸喜さんとの出会いで女優への道に進んだ瀬戸カトリーヌさん。三谷作品初出演となった舞台「彦馬がゆく」では、主人公・彦馬の長男・陽一郎の恋人・しのさんを演じました。それまで舞台で大きな役を演じたことがなかったという瀬戸カトリーヌさんですが、「彦馬がゆく」での演技が評価され、以降、多くの三谷作品に出演しています。

2003年の「オケピ！」、2007年の「恐れをを知らぬ川上音二郎一座」、2012年の「桜の園」、2014年の「吉良ですが、なにか？」と5作品も三谷幸喜さん作の舞台に出演しているのです。舞台だけではなく、2009年のNHK連続人形活劇「新・三銃士」ではアンヌ王妃、コクナール役で声優を務めました。また2013年の映画「清須会議」にも小袖役で出演しています。

三谷作品の常連となった瀬戸カトリーヌさんですが、ほかにも演劇界を代表する名演出家の舞台に多く出演しています。特に宮本亜門さんの舞台は多く出演しており、2000年の「GIRL's TIME－女の子よ、大志を抱け！－」、2009年の「ドロウジーシャペロン」、2012年、2015年の「ウィズ～オズの魔法使い～」に出演。日本歌劇学校で基礎をしっかり学んだことが活かされミュージカル女優としても活躍しています。

瀬戸カトリーヌさんといえばTBS系のクイズ番組「世界・ふしぎ発見！」でのミステリーハンターとして有名です。2001年に初出演して以来2018年現在まで17年間ミステリーハンターを務め、35回出演しています。明るい性格と面白い体当たりレポートが好評で、「ミステリーハンターの中で瀬戸カトリーヌが一番好き」という視聴者もいるほどの人気です。

瀬戸カトリーヌさんは2015年、母親の安田密子さんと一緒にミステリーハンターを務め、台湾からレポートをしました。「世界・ふしぎ発見！」の歴史は長いですが、親子でミステリーハンターを務めたのは初めてのことだったということです。

瀬戸カトリーヌさんは17年のも間ミステリーハンターとして世界を飛び回っています。そのおかげか、世界遺産検定2級に合格しています。2017年には世界遺産検定1級に挑戦するも、あと2点で合格という点数で落ちてしまいました。しかしあと2点という点数であるならば近々合格できるのではないでしょうか。

ミステリーハンターとしてテレビに出演した瀬戸カトリーヌさんの母親・安田密子さんですが、もともとは吉本新喜劇のメンバーでした。結婚後は主婦に専念していましたが、漫才コンテストの「M-1グランプリ」が始まった2003年に、同じく元吉本新喜劇メンバー（現在は吉本新喜劇メンバーに復帰）だった楠本見江子さんから誘いを受けお笑いコンビを結成。

フランス語でさくらんぼという意味の「CERISES」というコンビ名でM-1に出場しました。翌年の2004年にも出場。漫才の内容は「大阪のおばちゃんの会話」というものだったそうです。

瀬戸カトリーヌさんの母親・安田密子さんは「安田みつ子」としてR-1グランプリにも出場経験があります。2005年、2006年、2008年に出場していたようです。芸風は「極道の妻たち」風の一人芝居や綾小路きみまろ風の漫談だったということですが、敗退してしまいました。

M-1グランプリ出場時は、瀬戸カトリーヌさんの母親ということでインタビューを受けたこともある安田密子さん。瀬戸カトリーヌさんは娘として応援し、ブログで母親とのツーショット写真を掲載したこともあります。

瀬戸カトリーヌさんは2006年、30歳のときに3歳年上の一般男性と結婚したことを発表しました。二人は1998年に共通の知人が縁で交際がスタート。しかし交際スタートから5年後の2003年には、交際相手の男性がカナダに転勤になり、遠距離恋愛となってしまいます。無事遠距離恋愛が実り、結婚後は瀬戸カトリーヌさんが日本とカナダを行き来する生活を送っていました。

瀬戸カトリーヌさんは結婚後も舞台やバラエティ番組で多忙な生活を送っており、旦那さんと次第にすれ違うようになってしまいました。それでも3年間は結婚生活を続けていましたが、あるときすれ違いを理由に旦那さんから離婚を切り出され、それに瀬戸カトリーヌさんが応じた形で2009年に離婚しました。

離婚を決めた当時を振り返り、瀬戸カトリーヌさんはテレビ番組で「彼をとれなかった。仕事をとってしまった」と語っていました。遠距離恋愛の期間を含め8年間お付き合いした方と離婚してしまったのは残念ですが、瀬戸カトリーヌさんはデビュー以来タレントや女優として第一線で活躍し続けてきたので、専業主婦になるということは選択肢として考えられなかったのかもしれませんね。

瀬戸カトリーヌさんは離婚後しばらくは仕事に専念していたようですが、2013年には日本テレビ系「解決！ナイナイアンサー！」に出演した際15歳年上のバツイチの男性と2年半ほど交際していることを自ら明かしていました。瀬戸カトリーヌさんは2009年の離婚以来結婚したことはないので、その男性とまだ続いているとすればお互いバツイチということで結婚にはこだわっていないのかもしれません。

瀬戸カトリーヌさんは2017年から「瀬戸たかの」という名前で活動を始め、2017年2月6日放送の「クイズバラエティ Qさま！！」にて「瀬戸たかの」に改名したことを発表していました。また2月11日放送の「世界！ふしぎ発見」にミステリーハンターとして出演した際にも「本年より瀬戸カトリーヌから瀬戸たかのに改名することになりました」と、改名したことを自ら報告していました。

2017年は瀬戸カトリーヌさんが40歳、芸能生活も20周年ということで節目の年です。このことからインターネット上では「心機一転という意味で改名したのでは」という声が聞かれました。しかし改名理由について瀬戸カトリーヌさんは一切明かさなかったため、改名理由についてインターネット上で憶測を呼びました。

芸能人は所属事務所が変わる際などに、契約上の理由からそれまで使っていた芸名の使用を禁じられるトラブルに遭うことがあります。例えば本名の「能年玲奈」という名前で活動していた「のん」さんなどが有名です。しかし瀬戸カトリーヌさんは改名当時は俳優の國村隼さんの事務所「澪スタジアム」に所属しており、移籍もしていなかったことからトラブルを理由に改名せざるを得なかったという可能性はありませんでした。

また、姓名判断では「瀬戸カトリーヌ」という名前の画数が32画で吉であるのに対し「瀬戸たかの」は31画で大吉となるため、節目の年に開運を願って改名したという可能性も指摘されていました。改名してから初登場となった「世界！ふしぎ発見」で台湾を訪れた際、台湾では占いが有名ということで姓名判断を受けた瀬戸カトリーヌさん。

真剣に占いをしてもらっていたため、改名にあたり開運は意識していたと思われます。その際占い師には「改名しない方がいい」と言われてしまった瀬戸カトリーヌさんですが、その後も「瀬戸たかの」として活動を続けていました。

「たかの」という芸名は本名の「高乃」を平仮名にして使っています。「カトリーヌ」も自身のフランス名ではありますが、戸籍上の本名である「高乃」を使うことによって、より自分らしさを出して芸能活動をしていきたいという理由で改名したのではないかという意見もありました。

突如「瀬戸たかの」に改名した瀬戸カトリーヌさん。2018年6月からは、俳優の柄本明さん、女優の美保純さんなどが所属する「ノックアウト」という事務所に移籍しました。それに伴い芸名を「瀬戸たかの」から「瀬戸カトリーヌ」に戻し活動しています。公式ブログで「瀬戸カトリーヌ」への改名を報告したものの、「瀬戸カトリーヌ」に戻した理由については明かしませんでした。

やはり「瀬戸カトリーヌ」という名前はハーフタレントとしてわかりやすいですよね。また長年「瀬戸カトリーヌ」として活躍してきたので「瀬戸たかの」という名前は視聴者の間で定着しなかったと思われます。「瀬戸たかの」に改名中は、「瀬戸たかのと瀬戸カトリーヌは似ているけど同じ人？」といったように混乱する視聴者もいました。

そのような理由から、「瀬戸たかの」に改名していた1年半の間に、瀬戸カトリーヌさん本人も「瀬戸カトリーヌ」の方がよいと思うようになったのではないでしょうか。そして事務所移籍に伴い、長年親しまれている「瀬戸カトリーヌ」に戻したと考えられます。

今回はタレント・女優の瀬戸カトリーヌさんについて、プロフィールや改名の経緯などを中心にご紹介しました。事務所を移籍し改名したということで、これからより一層の活躍が期待できますね。これからの瀬戸カトリーヌさんに注目です。