長谷部誠が日本代表引退を表明!引退理由や次の主将(キャプテン)は?
日本代表のキャプテンとして活躍していた長谷部誠が、今回のW杯で代表引退を発表しました。なぜ、長谷部誠はこのタイミングで代表を引退することを発表したんでしょうか。そんな長谷部誠の代表引退の理由と、今後のキャプテンは吉田麻也になるのかについて紹介します。
日本代表のキャプテンである長谷部誠が代表引退を表明
2018年のロシアW杯では、キャプテンである長谷部誠を中心に吉田麻也や本田圭佑など、全員の力を合わせて素晴らしい試合が行われました。

しかし、あと一歩のところでベルギーに敗北し、その後のインタビューなどの中で、キャプテンである長谷部誠が代表を引退することを発表しました。

この、長谷部誠の代表引退には、どのような理由があったのでしょうか。また、今後のW杯における、キャプテンは誰が担当することが予想されているのでしょう。吉田麻也を始め、日本代表のキャプテンの候補者も紹介します。
日本代表を引退する長谷部誠の経歴
長谷部誠は1984年1月18日生まれの34歳です。静岡県藤枝市出身で、ブンデスリーガ・アイントラハト・フランクフルト所属のプロサッカー選手です。

長谷部誠のポジションはミッドフィルダー、ディフェンダーで、妻はタレント・モデルの佐藤ありさです。佐藤ありさは可愛いルックスと抜群のスタイルで、男女から人気があります。

静岡県藤枝市で生まれた長谷部誠は、祖父が「誠」と命名してくれたそうで、3歳のときにサッカーアニメ「キャプテン翼」の大空翼に憧れたことからサッカーを始めたそうです。

そして、藤枝市立青島東小学校のスポーツ少年団、藤枝市立青島中学校サッカー部を経て、静岡の名門藤枝東高校に入学しています。
名門高校からW杯を目指していた
同期に岡田佑樹や金澤大将などがいて、長谷部誠は2年の終わりからレギュラーとしてプレーしていたそうです。
そして、U-18日本代表候補に選出され、2001年の全国総体準優勝などの実績があったものの、高校サッカー選手権には出場を果たせていません。

長谷部誠が高校サッカー選手権に出れなかった理由には、能力の高さがあったものの、フィジカル面の弱さを指摘されていたそうです。

その後、静岡県内のプロクラブへの加入を希望していたものの、オファーが届かず、県選抜でのプレーを見ていた、浦和レッドダイヤモンズのスカウトを受けて加入しています。
長谷部誠は浦和レッドダイヤモンズで活躍
高校を卒業したのと同時に浦和レッドダイヤモンズに加入した長谷部誠は、1年目こそ出場機会はほとんどなかったものの、2年目には、トップ下やボランチの選手として年間で出場機会を得ることが出来ました。

3年目となる2004年には、鈴木啓太とダブルボランチを組み、浦和レッドダイヤモンズの2ndステージ優勝などに貢献し、知名度がアップしています。

そのことから、この年はナビスコカップ・ニューヒーロー賞、Jリーグ・ベストイレブンに選出されているんです。その後も、鈴木啓太とのコンビで活躍し、Jの1優勝やAFCチャンピオンズリーグ優勝を達成しています。
長谷部誠のW杯の代表経験
長谷部誠が初めて日本代表に選ばれたのは2005年のことでした。しかし、2006年のW杯の代表メンバーからは漏れてしまっており、その後はイビチャ・オシムが監督を務めると、日本代表に復帰しています。

ところが、2007年はシーズン序盤に負傷しており、代表戦の出場機会が無く、同年12月に代表監督に再任した、岡田武史に選ばれるまで日本代表からは遠ざかることになります。
ドイツ・ブンデスリーガに挑戦した長谷部誠
2008年1月1日に、長谷部誠はドイツ・ブンデスリーガのVflヴォルフスブルクに移籍しています。同年4月27日にはアウェーでの、レバークーゼン戦でブンデスリーガ初得点を記録するなど、順調に結果を残しました。

移籍2年目になると、ボランチに加え、右サイドハーフ、右サイドバックでもプレーしており、怪我で一時離脱するアクシデントはあったものの、クラブのドイツ国内主要大会初優勝に貢献しています。

2013年には本職であるボランチでの出場を希望し1.FCニュルンベルクに移籍、2014年6月にはアイントラハト・フランクフルトと2年契約を締結しています。
日本代表としての経験が豊富な長谷部誠
長谷部誠の2006年から日本代表に選出されており、ドリブル突破やスルーパスなどデビュー戦でも存在感を示しており、日本代表として注目されています。

2007年以降は日本代表から漏れることは多かったものの、2008年に岡田武史が就任すると、以後は代表戦で遠藤保仁とのダブルボランチを形成しレギュラーに定着しています。

2010年になると、長らくキャプテンを務めていた中澤佑二に代わって、長谷部誠がキャプテンに指名されています。そして、W杯で日本代表ベスト16入りに貢献しています。

その後は、監督がアルベルト・ザッケローニに代わった後も長谷部誠がキャプテンを任されており、日本代表のキャプテンといえば長谷部誠と言われるほど、長きに渡ってキャプテンを務めることになります。
長谷部誠のW杯の功績と代表引退
2016年9月1日に行われた2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選のUAE選で、長谷部誠は日本代表史上6人目となる、通算100試合出場を達成しています。

その後も、2大会連続のキャプテンとしてW杯出場に貢献し、2018年ロシアワールドカップのメンバーとしても非常に期待されていました。

残念ながらチームは決勝トーナメント1回戦で破れておりベスト16止まりになっています。長谷部誠を含め、多くのファンの悲願であったベスト8の夢は叶えることが出来ませんでした。
W杯終了後にキャプテンだけでなく日本代表引退を発表
そして、長谷部誠は自身のInstagramにおいて、この大会限りで日本代表引退を表明しています。長谷部誠は3大会でW杯11試合出場であり、川島永嗣と長友佑都と並び、日本人最多出場でした。

長谷部誠は代表引退を表明した投稿の中で、多くのファンへの感謝の気持ちを綴ると共に、代表引退に関する気持ちを丁寧に綴っています。
代表引退の理由はひとつの区切り
長谷部誠は、このロシアワールドカップの大会を最後に、日本代表にひとつの区切りをつけるとして、代表引退を表面しています。

チームメイトから真面目すぎることを茶化されることもある長谷部誠ですが、その代表引退の文では、長谷部誠の真面目な性格が全面に出た内容となっているようです。

日本代表というものは、クラブとは違い、いつ誰が選ばれるかわからないものであることから、自分から代表引退を発表するのは、自分本位であると謝罪しながら、2006年から約12年半を振り返っています。

共に戦った仲間たちと、日本のファンへの感謝の気持ち、そして、日本代表とキャプテンとして戦ってきたことを、長谷部誠は誇りであるとしています。

実は、長谷部誠が代表引退する裏には、監督交代がキャプテンである自分の責任であると感じていたのも、大きな理由だったと言われています。
キャプテンとして日本代表としての想い
長谷部誠は日本代表として、7人の監督、コーチングスタッフや代表スタッフ、そしてチームメイトたちと戦ったことに誇りを持っているというのが素敵ですよね。

長谷部誠はキャプテンとして8年間の活動を、皆に支えられてばかりだったとしており、皆と共に同じ時代を戦えたことが幸せと感じているそうです。

また、チームが良い時でなくても、自分たちの背中を押してくれたサポーターに対しての感謝、そして、長谷部誠自身は、これからも日本代表チームのサポーターであり、日本代表チームの夢を一緒に見ていきたいという気持ちを綴っています。
長谷部誠が代表引退後した今後のキャプテンは?
世界強豪であるベルギーに2-3で敗退しベスト16に終わった2018年のW杯。大会前の日本代表は監督の変更を含め、様々な噂もあるなかで、評価も芳しくないものでした。

しかし、そういった中で皆の気もちをひとつにしていたのは、キャプテンである長谷部誠の力だったと言えます。
次期キャプテン候補に吉田麻也の名前が
監督交代の責任を理由にキャプテンから離れることを当初から考えていたそうで、西野朗監督にもそういった理由からキャプテンを交代するのであれば、若い世代を全力でサポートすると伝えていたようです。
しかし、長谷部誠の持つキャプテンシーとしての能力の高さを理由に、W杯が終わるまでキャプテンを務めることになった長谷部誠。

その長谷部誠が代表引退を表明しただけに、今後のキャプテンにかかる責任は今まで以上に重いものになりそうです。そして、今後のキャプテン候補として名前が挙がっているのが、ディフセンスのリーダーであった吉田麻也です。
今後は吉田麻也を代表としてカタールを目指すのか
吉田麻也は長谷部誠の代表引退を聞いて、自分はどうあがいても長谷部誠にはなれないと、そのキャプテンとしての功績を讃えているようで、吉田麻也は自分にはその荷が重いとも取れる発言をしているようです。

今後重要になるのは、「おじさんJAPAN」とまで言われた日本代表が、4年後には大幅な世代交代が予想されており、その中で、4年後に32歳となる吉田麻也がキャプテンになる可能性も高いと言われているようです。

年齢的な理由から、今後も多くの選手が代表引退を発表する可能性もあり、そういった理由から誰が引っ張っていくかというのは重要な今後の課題になりそうです。

共に長谷部誠と戦ってその背中を見てきただけに、今後はその吉田麻也がキャプテンという重責を担うことが出来るかがポイントになりそうですね。

年齢的な理由で言えば、今後は吉田麻也以外に昌子源や柴崎岳、遠藤航に植田直通など若手の中からキャプテンを選ぶ可能性もあります。

常にキャプテンとしてチームを引っ張ってきた長谷部誠が代表引退となっただけに、日本のサッカーを大きな転換期になりそうですね。当初は年齢的な理由でブーイングも多かった代表選出だけに、4年後のカタールW杯ではどのようなメンバーになっているか期待して応援していきましょう。
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