TBS社長が連れ去り企画で謝罪!「水曜日のダウンタウン」で芸人を拉致

人気お笑い番組である「水曜日のダウンタウン」。しかし、この人気お笑い番組でTBS社長が謝罪する自体になっているんです。それが、芸人を拉致する連れ去り企画において、一般の人が警察に通報してしまったんです。TBS社長が謝罪に至った経緯について紹介します。

目次

  1. 「水曜日のダウンタウン」の企画でTBS社長が謝罪
  2. TBS社長が謝罪するほどの企画だったのか
  3. 芸人を拉致したのを警察に通報されてしまった
  4. 警察からの注意でTBS社長が謝罪に
  5. TBS社長の謝罪からわかる問題点とは

「水曜日のダウンタウン」の企画でTBS社長が謝罪

お笑いの企画というものも、非常に犯罪と誤解されるような企画も存在しており、企画だと知らない一般人からすれば、事件や事故だと思うようなお笑いの企画も多いのが事実です。

今回、そんな行き過ぎた企画から、一般人が警察に通報する事態にまで発展したことで、バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」を放送している、TBS社長が謝罪する事態へとなったようです。

では、そんなTBS社長が謝罪しなければならないほどの、企画とはどのようなものだったのでしょうか。また、水曜日のダウンタウンで放送される予定だった、その企画は今後どうなってしまうのでしょうか。

TBS社長が謝罪するほどの企画だったのか

今回騒動となったのは、TBSの人気お笑い番組の「水曜日のダウンタウン」です。水曜日のダウンタウンはお笑い芸人のダウンタウンを中心になって行われている番組で、毎回、様々な芸人が「○○な説」などという企画を持ち寄り、それを検証するのが人気となっています。

この水曜日のダウンタウンは2014年4月23日から放送が開始されており、その笑える「説」が人気の理由になっているようです。

どうでも良いような内容から、なるほどと思うような企画まであり、良い意味でゆるく、出演しているメンバー陣も楽しそうな雰囲気なのが見ていて笑える内容になっています。

またその企画は、世の中にある「説」や視聴者から投稿された「説」を紹介し、検証するコーナーになっており、VTRの中では、半ばドッキリに近いような形で検証されることも多いです。

多くの芸人の新しい魅力の発掘のきっかけに

この番組の企画は、もちろん見ている視聴者が楽しめるのはもちろんのことですが、あまりにもバカバカしい企画のため、お笑い芸人の中でもちょっと暇であるものや、マイナーなお笑い芸人が企画されることも多く、その中で新しい魅力が発掘されていくのも人気の秘訣となっています。

メインのレギュラーは司会とパネラーを務めるダウンタウンの二人であり、それ以外は基本的には準レギュラーという扱いになっているようです。

また、その説を検証するのも一度だけではなく、シリーズ的な形で追い続けることも多く、準レギュラーと言われる存在は、時には過酷な企画のために、急に拉致されるようなことも多いです。

代表的な準レギュラーには、あかつ、あばれる君、オードリー春日俊彰、安田大サーカスのクロちゃん、たむらけんじ、サバンナの高橋茂雄など、たくさんのお笑い芸人が企画に参加したり、説を提唱しています。

芸人の企画で賞をもらったことも

水曜日のダウンタウンは、2015年7月15日に、「徳川慶喜を生で見たことがある人 まだギリこの世にいる説」が、ギャラクシー賞・2015年7月度月間賞を受賞しており、バカらしい企画だけではなく、時には歴史的な発見につながることもあります。

この番組の制作の中心になっているのは「クイズ☆タレント名鑑」などを手がけるプロデューサーの、藤井健太郎と言う人です。

そのため、「容姿の一部をピックアップする」、「言動を必要以上にいじる」、「過去に犯した不祥事のVTRを使う」などという、かなり際どい路線を取っていることが特徴です。

このことからパネラーの松本人志からは、いつ終わってもおかしくない番組としており、特にダウンタウンの出身地である兵庫県尼崎市に関しては、度々悪意のあるいじり方をしているということがあります。

芸人を拉致したのを警察に通報されてしまった

TBS社長が謝罪するに至った企画というのが、芸人を突然拉致するというものでした。これだけであれば、TBS社長が謝罪するほどの事態に至らなかったのかもしれませんが、その細部を確認するとTBS社長が謝罪したものうなずけるものとなっています。

その企画は「ジョジョの鉄塔システム生活」という、もともとは人気漫画である「ジョジョの奇妙な冒険」の中で登場したものを元に、実際に行うという企画だったんです。

突然、謎の集団に道端で拉致された芸人が、檻に入れられて、身代わりになる別の芸人に連絡して「地獄の数珠つなぎ生活」というものを行う企画なんです。

TBS社長が謝罪するほどの手の混んだ連れ去り方

この拉致連れ去りの被害にあったのは、お笑いコンビ・コロコロチキンペッパーズのナダルだったんです。

企画は問題になる前に第一回が一度放送されており、そのときも、まずナダルが拉致されて連れ去りに合うところから開始し、その後数珠つなぎが行われていったんです。

しかし、第一回の現場監禁される現場は、横浜の米軍基地近くにある薄暗い倉庫であり、その場所を電話で伝えても、他の芸人は不審がって誰も来てくれないなど、檻に入れられた芸人が悪態をつくほど追い詰められる企画というものでした。

電話を受けた側は、詳しい事情を話してこない相手に対して、クスリを疑うほどの内容であり、心配して来てくれた相手を騙すような形で檻の中で入れ替わるため、人間関係にも支障をきたすような内容だったんです。

第二回の放送が予告されていたものの

とはいえ、番組自体は何名かの入れ替わりが行われ、数珠つなぎ自体は成功し、芸人の精神が崩壊していくような姿は、やりすぎに見えるものの、演出とも受け取れる部分はあり、ギリギリを攻めた企画だったといえました。

そして、一度目の放送が終わると、第二回が企画されているのが告知され、2018年6月13日の次週予告では、またもやナダルが拉致連れ去りをされているところが映されていたんです。

警察からの注意でTBS社長が謝罪に

問題だったのは、このコロコロチキンペッパーズのナダルを拉致して連れ去りした場所が、都内のJR駅前だったということでした。

どうも5月下旬の午後7時すぎに、渋谷区のJR恵比寿駅周辺で、何の前触れもなくナダルの連れ去りを行ったようで、その姿を見ていた一般の人が、本当の連れ去り事件だと勘違いして、警察に通報してしまったんです。

実際、第一回のナダルが拉致される場面も、ハイエースのようなものに、怪しい集団がいきなりナダルを拉致しており、周りから見れば本当の連れ去りだと誤解してもおかしくないようなものだったんです。

通報から警察の調査が行われた

通報を受けた警視庁渋谷署は、通報から数時間後に、車のナンバーなどからこれがTBS関係の番組のものであり、芸人を連れ去るための企画だったと判明したんです。

そして、翌日に警視庁渋谷署からTBSに対して厳重注意が行われており、そのことが報道としてニュースなどで報じられました。

TBS社長の謝罪からわかる問題点とは

このことに関して、TBS社長である佐々木卓が謝罪を行っています。これは、2018年7月4日に行われたTBSの定例会見での謝罪だったようです。

TBS社長は、警視庁渋谷署から厳重注意を受けたことを謝罪するとともに、迷惑をかけた関係者に対する謝罪も行いました。

一部からは、水曜日のダウンタウンの攻めた企画の結果だという、半ば擁護的な意見もあったようです。ですが、TBS社長は面白いとか面白くないという以前の問題であるとして、一般の人たちに勘違いさせるような内容だったことを問題視したようです。

このTBS社長である佐々木卓は、2018年6月末付でTBS社長に就任したばかりで、TBS社長として初の定例会見の現場だったんです。

水曜日のダウンタウンのスタッフの認識不足を指摘

まさかそのような場面で、警察から厳重注意があったことをTBS社長として謝罪するのが初めての仕事になったというのも可愛そうですよね。

佐々木卓はTBS社長として、サッカーW杯に関する部分も触れており、深夜でありながら視聴率が40%台であったことから、テレビというコンテンツに大きな責任と可能性があるということも説明しているんです。

TBS社長として「責任と挑戦」という2つのテーマをかかげており、TBS社長としてはいきなり痛いスタートとなったといえますよね。

企画放送はTBS社長の許しが出るのか

気になるのは、TBS社長が謝罪することになってしまったこの企画、それが今後は放送される予定なのかということです。

視聴者は第一回の企画自体に賛否両論ではあったものの、第二回の収録がすでに終わっていることから、せっかくなら見たいとう思いも強いようです。

しかし、TBS社長の許しが出る可能性は低く、局としてもこの企画に関しての放送予定は現時点ではないとなっているようです。そうなると、このままお蔵入りになってしまう可能性も高く、地上波の放送ではナダルの頑張りは見れない可能性が高そうです。

連れ去り事件を助長するような内容ともいえる

何よりもTBS社長としては、日本の拉致問題や拉致事件などの問題を報道する立場にあるだけに、いくらバラエティ番組といえど、このような連れ去り行為を助長するような内容は放送出来ないと考える可能性が高いようです。

というのも、水曜日のダウンタウンの企画だと明らかにわかるようなものであればいいのですが、もし犯罪者が同じように、水曜日のダウンタウンの企画のフリをして、本当に連れ去り事件を行ってしまったら、TBS社長の謝罪では済まない問題になってしまうからです。

ある意味では、ナダルという知名度が決して高いわけではないお笑い芸人だったから通報されたとも考えられますが、TBS社長としても、現場のスタッフと世間の認識のずれというのは、もっとも注意したい部分だと言えますよね。

過去には安田大サーカスのクロちゃんがマンションに監禁されるという企画を行った際も、そのマンションとは別のマンションだと誤解を呼び迷惑を駆けたり、これまた警察に通報されてしまったことがあるようです。

人気番組だけに、TBS社長がどのように番組の企画内容を見直すように指示するのかが気になるところですが、やっていいこととダメなこと、というその線引は本当に難しそうですよね。

ギリギリを攻めるのを売りにしている番組だけに、今回の騒動で控えめな番組になってしまわないことを願いたいですよね!

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