東てる美が肺腺がんに！医療番組でドック受診し偶然発覚！摘出手術の予定は？

「渡る世間は鬼ばかり」の小姑・小島邦子役で有名な女優の東てる美。その東てる美がテレビ番組「名医のＴＨＥ太鼓判！」において、がんであることが偶然発見されたのです。

非常に健康的で、元気なキャラクターである東てる美ですが、このがんはどの程度のステージのものなのでしょうか。番組の中で偶然発見されたがんの手術についての情報や、東てる美の娘などについて紹介します。

東てる美は1956年8月12日生まれの61歳です。本名は山辺素美で旧姓は影山と言います。東京都板橋区常盤台出身で、女優として活動しています。また、後述しますが、副業である実業家としての仕事が非常に順調なことで有名です。

東てる美の父親の知人が女優の谷ナオミのマネージャーをしていたという事が縁で芸能界入りしています。デビュー当初はピンク映画が多かったようですが、1974年「生贄夫人」で日活映画に初出演しています。そして谷ナオミとのコンビでSM的な作品から、次第にアイドル的なポジションにしていくことになります。

東てる美は1976年「禁断 制服の悶え」でトップ女優としての地位を確立し、「生贄の女たち」や「天使の欲望」と続けてヒット作を生み出しています。また「闇に白き獣たちの感触」で21歳の若さで映画監督デビューも果たしています。

その後の東てる美は、舞台やテレビドラマの世界にも進出しました。しかし、お金を払って自分の裸を見に来てくれるお客さんに申し訳ないという理由から、舞台だけでヌードを披露してテレビドラマなどのヌードシーンは拒否したそうです。

1980年代以降は橋田寿賀子脚本作品に多く起用されるようになりました。その中で「渡る世間は鬼ばかり」で小姑の小島邦子役で有名になりました。ロマンポルノ系出身であったものの、一般作でも成功した女優の1人として、東てる美は有名になりました。

ポルノ作品を引退後に、東てる美はマネージャーの山辺信雄と結婚しています。そして、1985年8月12日に娘である山辺江梨が誕生しています。そして、娘は1989年にNHK大河ドラマ「春日の局」に珠姫役で出演しています。

また、東てる美が出演していた「渡る世間は鬼ばかり」に娘も、岡倉家にやってきたゆうちゃんという役で出演しています。また、東てる美と娘はテレビCMで共演するなど、ちょっとした親子タレントとして話題になった時期もありました。

しかし、東てる美は1995年に娘が10歳のときに旦那と離婚しています。娘はその後は2001年に高校からはグアムに留学していたそうです。また、2004年には中国・ニューヨーク・マイアミの大学へと進学したそうです。

また、東てる美はシングルマザーとなった後は、女優業と並行して、世田谷区二子玉川で漫画の古本店舗の経営を始めています。そして、チェーン店は一時期は40店舗まで拡大し、東てる美は実業家として成功を収めています。

店舗に関しては2018年現在も営業が行われており、2016年には投資家としてロシアの大企業の共同出資も行っています。そのため、現在は女優としてよりも、実業家としての活動に重点を置いているようです。また、実業家としては、他に高級いちごの生産も行っています。

2007年に「特命係長只野仁」で久しぶりに激しいベッドシーンを演じて話題になった東てる美。しかし、2014年3月19日から開幕した小林旭主演の舞台でトラブルに巻き込まれることになります。これは小林旭の「熱き心で突っ走れ」という舞台だったそうです。

東てる美はこの舞台で、小林旭から数々の暴言やいじめまがいの演技指導を受けたそうです。そして、初日の4日前に一方的に降板させられてしまったそうです。このことを東てる美はFacebookで公表したそうで、人権侵害とかなり激怒していたようです。

東てる美は、制作側から降板を告げられ、小林旭側からの謝罪も無かったと告白しています。このことは、女優人生で最悪の出来事であり、クビにするなら補償してもらう必要もあると考えていたようです。自分の都合で降板したわけではなく、あまりにも小林旭の一方的なやり方に困惑していたようですね。

実際、東てる美はこの舞台のために4ヶ月ほどのスケジュールを押さえられており、主催者側と補償について話し合ったようです。もともとは、病気で降板した人に変わって役柄も変更になっているなど、東てる美側はかなり舞台のために身を削っていたようです。

結果的には、この件に関して主催者側が補償を行ったのかは情報がありませんでした。しかし、小林旭はこの件に関してコメントはしているようです。浅丘ルリ子とインタビューに受けた際に、小林旭はより良い舞台にするために、東てる美だけでなく、舞台のすべての人間に厳しい言葉をかけていたと明かしたようです。

しかし、東てる美は小林旭の言葉に反発していたようで、何度も言い合いになっていたようです。小林旭としては自分のアドバイス通りに出来ていないじゃないか!という怒りがあったようです。

また、とある生放送のワイドショーで東てる美について紹介する映像があったそうです。そのときに担当レポーターが東てる美のことを「ポルノ女優」という肩書で紹介していたそうです。このことに怒った東てる美は、自分で直接テレビ局に抗議も行ったそうです。

東てる美としては女優であってもポルノ女優ではないというプライドがあったようです。ただし、担当レポーターも、東てる美はポルノ女優から有名になったという気持ちがあったようで、こちらも話し合いは平行線だったそうです。

このような女優としても実業家としても話題に事欠かない東てる美。しかし、その東てる美が出演した番組の中で、偶然「がん」であることが発覚したのです。

東てる美はTBSの医療番組「名医のＴＨＥ太鼓判！」の企画で、2018年5月に人間ドックを受診しました。そして、そのときに心臓を中心とした検査が行われたのですが、偶然、X線検査の中で左肺に影が見つかったそうです。

この左肺に偶然発見された影についての精密検査が6月に行われて「肺腺がん」であると診断されています。現在の肺腺がんのステージは1Bと言われるもののようです。そして、がんの腫瘍は3センチ強だということです。がんの腫瘍としては小さめ、すぐに手術を行うことが検討されたそうです。

たまたま名医のＴＨＥ太鼓判！という番組の企画で検査を受けたわけですが、そのときに肺腺がんが見つかったのは不幸中の幸いでした。そもそも、心臓を中心とした検査が行われていた中で、肺腺がんが見つかったということもあり、本人にはまったく自覚症状は無かったそうです。

もし名医のＴＨＥ太鼓判！で偶然発見されなければ、命にかかわる様な危険な病気だったと言えます。近年、様々な名優ががんで亡くなっているだけに、今回のように早期発見となったのは非常に運が良かったといえます。

がんの腫瘍が小さかったことから、すぐに手術を受けることが可能とのことです。そして、医師からは手術すれば、完治する可能性は非常に高いことも告げられたそうです。

東てる美にとっても予想外の出来事であり、自覚症状が無い中で、腫瘍が悪性のものだったことは驚きだったそうです。肺腺がんが進行すると、日常生活の中で息苦しさや肺の不調が自覚症状として現れてくるそうです。手術をすれば完治する可能性が高いというのはとても喜ばしいことでしょう。

実は、東てる美の両親はがんで亡くなっているそうです。また、タバコやお酒が大好きということもあり、東てる美は非常にがんになりやすい体質であり、その自覚もあったそうです。早期発見だったということもあり、手術すれば問題無いということから、東てる美は今後は検診の重要性を伝えていく活動も考えているそうです。

名医のＴＨＥ太鼓判！でがんが偶然発見された以降は、タバコやお酒も辞めているそうです。これらのものは手術中の麻酔が効きにくい原因にもなるそうです。手術後の予定としては、週2回ほど行っているフラメンコのレッスンに早く復帰したいそうです。

東てる美のように名医のＴＨＥ太鼓判！の中で、危険な病気が偶然発見されることは多いようです。別の医療番組で、タレントのさとう珠緒が5ヶ所もの脳梗塞が発見されたこともあり、不摂生になりやすいタレントにとって貴重な番組だと言えるでしょう。

東てる美のがんの発覚が、他のタレントにとっての警鐘になるかもしれません。がんは自覚症状が出たときには遅いと言われることもあり、定期的な検診が非常に重要となっています。自分の健康に自信がない人はもちろん、健康に自信がある人だからこそ、しっかりとした定期検診を受けることは大切かもしれません。東てる美のこれからも見守って行きましょう。