月丘夢路が死去。若い頃の宝塚の画像や娘・井上恵美の現在！朝丘雪路との関係は

女優の月丘夢路が、2017年に死去した際ニュースになっていました。お別れの会にはたくさんの有名人が献花に訪れているのも話題でした。月丘夢路の死去の話題では、人気女優として様々な功績があるだけでなく、たくさんの人から慕われていたことがニュースになっていたようです。

月丘夢路は若い頃、宝塚歌劇団に在籍をしていて、当時は娘役のトップスターとして活躍していました。宝塚は通常舞台が主な活動だったようですが、月丘夢路は宝塚の在籍中に映画にも出演しています。映画デビュー作品で、月丘夢路は主演を務めていて、人気が高かっただけではなく、若い頃から実力があったのでしょう。

月丘夢路は娘がひとりいて、現在料理研究家で活躍しています。結婚をしてからも、女優の活動をずっと続けていた月丘夢路は、日常生活で料理をする事はなかったそうですが、娘は現在月丘夢路とは違う道を進んでいるということになるでしょう。

月丘夢路は稀な美貌を持つ女優と言われていました。そんな月丘夢路の若い頃の画像・夫の井上梅次や娘の井上絵美について、また宝塚出身の人気タレントとして活躍をしていた、朝丘雪路との関係について調査しました。

広島県の広島市にある薬局の長女として生まれた月丘夢路は、1937年に女学校を中退して、宝塚音楽学校に入学しています。宝塚音楽学校に入学をするときには、両親の強い反対を押し切っての事だったそうです。若い頃から意思が強く、気丈な性格をしていたのかもしれません。夫は映画監督の井上梅次で、ふたりの間には娘の井上絵美がいます。

月丘夢路は宝塚の舞台でデビューした後、1940年に宝塚映画の「瞼まぶたの戦場」の主演で映画デビューをしました。当時の映画はモノクロフィルムだったのですが、月丘夢路の美しい姿は映画になっても人気だったようです。画像を検索してみても、若い頃に撮影された作品というのがわかりますが、死去のニュースの時には、戦争中にもたくさんの作品に出演している女優だったのが話題になっていました。

月丘夢路は宝塚の舞台で娘役トップスターとして活躍していた頃から、すでに群を抜いた美貌の持ち主だと評価されていたようですが、容姿が美しいだけでなく若い頃から実力があったというのがわかるでしょう。当時は現在のように娯楽がたくさんある時代ではなかったので、多く人から注目を集めていた人気女優だったようです。

月丘夢路は、2014年に「宝塚歌劇の殿堂」の1人として殿堂入りしています。殿堂入りした際には、殿堂入りのタカラジェンヌのなかで、2番目に高齢の91歳でした。受賞の時の画像は、インターネットを検索すると沢山見つかります。また、交友関係も広かったようで、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川とも交友があったことが知られています。舞台ではジャニーズ事務所のタレントとも、よく共演していました。

1951年にはニューヨークで青学と舞踊を学んだと言う経歴も持っています。1951年となると、月丘夢路は若い頃ですし戦争が終わってまだ間もないため、現在のように簡単に海外に行くことができなかった時代のようです。そのため、ニューヨークで海外の音楽や舞踊を身に付けた、数少ない女優の1人と言えるかもしれません。

また月丘夢路はニューヨーク滞在中に、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹・スミ夫妻と面会をするという貴重な経験もしています。

月丘夢路の若い頃の画像は、インターネットを検索するとたくさん出てくるのですが、そのどれも宝塚らしいかわいい娘役のトップスターの雰囲気があります。今見ても上品で可愛らしい印象なので、娯楽の少なかった戦争時代には、夢中になっていた人もたくさんいたかも知れません。

1950年代の半ばになると、月丘夢路は日活に移籍をします。それまでは松竹だったようですが、日活に移籍してからは、出演料が倍になったと言うことでした。日活での出演料は映画1本につき200万円だったと言われていますが、現在の200万円とは違って相当な高額な出演料です。宝塚で娘役をしていた時代とは違ってヌードシーンが撮影されたりなど、日活の映画から大人の女性の雰囲気に変化していったようです。

月丘夢路は戦争中に映画デビューしているということもあって、大変多数の作品に出演しています。映画を実際に見た事はなくても、タイトルを聞いたことがあるなど、現在でも知られている作品は多いでしょう。映画のタイトルを知らなくても、映画の中のワンシーンを見たことがあると言う人も多いかもしれません。

1950年代に三部作で制作された大ヒット作の映画に、「君の名は」があります。近年ヒットしたアニメ名とよく似ていますが、実際には月丘夢路が出演している方の「君の名は」の方が、オリジナルということになるでしょう。東京大空襲の焼夷弾攻撃の中で、助けあって逃げ延びた見知らぬ男女が、「生きていたら半年後に会おうと」約束し、お互いの名前も知らないままで別れるところからストーリーが展開していきます。

学校の授業などで教材になったかもしれない作品だと、「二十四の瞳」があるでしょう。原作の小説からとても有名な作品で、何度もリメイクされています。他には、「華麗なる一族」「ブラックジャック」などは、現在でもファンが多い作品かもしれません。こちらの作品も、何度もリメイクされているので、画像検索するといろいろな情報を見つけることができます。

また、月丘夢路はテレビドラマにもたくさん出演していて、松本清張のドラマなどサスペンス系の作品にも多く登場しています。サスペンス系の作品であれば、「犬神家の一族」が現在でも有名な作品になるでしょう。

不気味な雰囲気の和服姿がよく似合っていました。宝塚出身の女優は、和服を着ているイメージはあまりない場合もありますが、月丘夢路は「大奥」など時代劇にも沢山出演していて、和服がよく似合うイメージの女優でもありました。

月丘夢路は宝塚でタカラジェンヌ娘役として活躍していたのですが男性ファンも多かったそうです。映画デビューをした後に宝塚の劇場だけではなく全国的に名前が広まったので、その時に男性ファンが多くなったのかもしれません。

若い頃から上品で可愛らしい容姿でしたし、死去のニュースが報じられたときには残念に思った男性ファンも少なくなかったことでしょう。

美人しか在籍することができない事でも知られている宝塚歌劇団ですが、月丘夢路がデビューした際には、群を抜いた美人だったため、深刻ないじめにあったとも言われています。宝塚ファンでも月丘夢路に憧れていた女性は多かったようで、整形手術をするときには、月丘夢路の目にして欲しいというオーダーがたくさん入ったという話も残されています。

デザイナーの森英恵とも親交があって、プライベートでもオートクチュールでドレスの制作を依頼したりしていました。月丘夢路が足がとても美しい女優だったそうで、デザイナーの森英恵は月丘夢路のそのような部分に注目していたようでした。画像を見つけることができませんでしたが、月丘夢路はマタニティードレスの制作も依頼をしているようです。

また、月丘夢路は若くて才能のあるイケメンが好きだったということも知られているようで、歌舞伎役者の市川海老蔵・プロ野球選手のダルビッシュ有・フィギュアスケート選手の大輔などが特に好きだったそうです。月丘夢路の若い頃の画像を見てもわかるように、とても美しくて才能もあった存在なので、自分とよく似ていて親近感があったのかもしれません。

月丘夢路は宝塚出身の女優で朝丘雪路と名前がよく似ているため、血縁があるのではないかと言う噂もあるようです。月丘夢路と朝丘雪路の共通点となると、宝塚で娘役をしていたくらいで、他にはあまり見つからないようです。どちらも娘役をしていたのですが、宝塚映画で主演デビューをするような実力を持つ月丘夢路に対して、朝丘雪路はどちらかと言うと世間知らずの天然キャラクターだったようです。

また月丘夢路は、広島県の薬局の長女として生まれて育ったのに対して、朝丘雪路は大変なお金持ちのお嬢様育ちということでも知られています。朝丘雪路もすでに死去していますので、2人の活躍を見る事はもうできませんが、宝塚で演じてしていた頃から性格もイメージも違っていたようです。

若い頃の画像を見てみると、朝丘雪路は華やかで明るい雰囲気のものが多いようですが、月丘夢路はどちらかというと上品で大人っぽい雰囲気のものが多く残っているようでした。

朝丘雪路と月丘夢路の関係を調べていても、生まれた場所も家族にも関わりがないようなので、結果的には血縁はないということになるでしょう。

朝丘雪路は、大変お金持ちの家に生まれたお嬢様というイメージで、タレントとしても活躍していましたが、大げさな部分がいくつかあったかもしれないものの、若い頃から世間知らずだったのは本当のようです。死去のニュースが流れた時にも、朝丘雪路は明るい天然キャラクターだったのが話題になっていました。

朝丘雪路は、宝塚歌劇団の娘役でデビューした後しばらくして人気が出てきたようですが、その時も世間知らずのお嬢様になぜ人気がでるのだと、深刻ないじめを受けたというエピソードが残されています。

朝丘雪路も月丘夢路も、類稀な美貌と才能の持ち主だったため、いじめに遭っていたという点も共通点にはなるでしょう。

月丘夢路の娘は、料理研究家の井上絵美です。井上絵美はフランスに留学をして、料理とお菓子の勉強したことがあるそうです。月丘夢路の死去の際には一番近い親族という事もあり話題になっていたようです。井上絵美は現在、料理教室を主催したりおしゃれな料理のレシピ本を出版したりなど、料理に関係する仕事で活躍をしています。

井上絵美は月丘夢路の娘として、徹子の部屋に出演したこともありました。その際に行っていたエピソードとしては、月丘夢路は井上絵美のことを「台所の宇宙人」と言っていたそうです。井上絵美は料理研究家のため、珍しい食材なども使いながら色々なーバリエーションの料理を作っていきますが、それが月丘夢路には珍しかったのかもしれません。

月丘夢路は、娘の井上絵美と比べて全く料理をしなかったようです。若い頃から宝塚歌劇団で活躍していましたし、結婚した後は夫の井上梅次から料理をしなくていいと言われていたそうです。井上梅次は、女優は主婦がやるような仕事をしなくても良いという考え方の映画監督だったようで、月丘夢路は料理以外にも家事全般あまりしたことがなかったようです。

井上絵美の現在の活動は「エコール・エミーズ」という、スクールの主催をしています。総合的に食を学ぶことができる学校のようで、フランスで学んできた料理やお菓子の作り方が生かされているのかもしれません。

夫の井上梅次は月丘夢路の生活の中で、家事全般はしなくても良いと言っていたそうです。そのため、主婦がするような家事仕事は、夫の井上梅次がする事もあったというエピソードが残っています。夫の井上梅次が死去した際には、「料理や家事をしなくてもいい」と言って、女優の仕事を優先させてくれた思い出を話していたようです。夫の井上梅次は、月丘雪路の女優の才能を高く評価していたのでしょう。

月丘夢路とは異なり、料理をしたりお菓子を作ったりするのを教える学校を主催しているのは、料理をしなかった月丘夢路の影響もあるのかもしれません。上の画像は、月丘夢路と井上梅次の結婚の時の様子です。月丘夢路は、夫の井上梅次を女優の仕事を理解してくれる存在として信頼していたようです。結婚後もおしどり夫婦とよばれていました。

月丘夢路の若い頃の事や画像を調べてみると、稀な美貌と才能を兼ね備えていた人気女優だったという情報がたくさん出てきます。死去が2017年になるので、2012年まで活躍をしていたとなると、活動期間も大変長いということになるでしょう。現在でも見続けられている作品や、有名でなくても映画の歴史に残るような作品にも多く出演しています。

よく知られている出演作品もたくさんありますが、戦争をテーマにした映画にも多く出演しています。「長崎の鐘」は、GHQの検閲が行われている時代に制作された映画という逸話が残っています。

「ひろしま」は、第5回ベルリン国際映画祭長編映画賞を受賞しました。この作品では広島出身と言うこともあってか、月丘夢路はノーギャラで主演を演じている事でも話題になりました。この作品は、現在でも夏になると放映されることがあるようです。

多数の出演作品が残されていることが話題になる月丘夢路ですが、死去の後のお別れの会の際には、様々な有名人が献花に訪れています。それだけでも、たくさんの人から次は慕われていたのがわかるでしょう。また、当時闘病中だった女子アナの小林麻央や、歌手の北島三郎など、いろいろなジャンルの有名人が別れを惜しむ声を残しました。

月丘夢路が死去して1年経過していますが、いまでも愛されている出演作品は多数残っています。宝塚歌劇団の頃から、稀な才能と美貌の持ち主として活躍を続けてきた、月丘夢路の出演作品ですが、興味のあるものからでも鑑賞してお気に入りの作品を見つけてみませんか?