スピッツの曲「みなと」の歌詞を解釈・考察!本当の意味がすごい?

スピッツのシングル曲「みなと」の歌詞は、インターネットで色々な解釈がされています。恋愛に関する歌詞という解釈や、震災に関する歌詞という考察などいろいろあります。そんなスピッツ「みなと」の、歌詞の解釈や考察について調査しました。

目次

  1. スピッツの「みなと」を紹介 
  2. スピッツはどんな音楽を作っているバンド?
  3. 2016年にシングル曲としてリリースされた「みなと」
  4. 「みなと」のYouTube動画に注目
  5. 「みなと」の歌詞は恋愛について書かれている?
  6. 「みなと」は震災に関する意味が隠れている?
  7. 歌詞の意味が深いという感想があるスピッツの「みなと」
  8. スピッツの曲は歌詞が魅力的!

スピッツの「みなと」を紹介 

2016年にリリースされた、スピッツのシングル曲「みなと」ですが、歌詞の考察が、インターネットで話題になっています。スピッツは、不思議な雰囲気の歌詞が多いとよく言われているのですが、「みなと」も謎めいた言葉がよく出てきます。曲を聞いた人によって、何通りもの解釈ができるように、作詞されているのかも知れません。

「みなと」は、ミュージックビデオが作られていて、最初から最後までモノクロの画像になっています。ゆっくりしたテンポの曲調ですし、シンプルな動画なのですが、YouTube動画はアクセス数は850万再生を超えていました。テレビCMの音楽でも流れていましたので、スピッツファン以外の人からも注目を集めたのかも知れません。YouTube動画は映像も見れますが、音楽配信アプリで聞くこともできます。

ボーカル草野マサムネの歌声は、透明感がある高音が魅力とよく言われていますが、「みなと」の草野マサムネの声にも聞き入ってしまったという人は多いでしょう。スピッツの事を知らずに、テレビCMで流れていた一部分だけしか聞かなくても、ボーカルの声はインパクトが強くて美しいと思う人は多いかも知れません。

また、スピッツの音楽は、曲を聞いている人に強いメッセージを訴えるような、明確ではっきりしている歌詞は少ないようです。そのためか「みなと」の歌詞は、ラブソングという解釈のほかに、震災について書かれている歌詞ではないかという解釈もあるようです。そんなスピッツ「みなと」の、歌詞の意味や考察を調査しました。

スピッツはどんな音楽を作っているバンド?

シングルだけでなく人気のアルバム曲も多いグループ

スピッツは、1990年代から注目を集めてきたロックバンドです。スピッツの作詞作曲のほとんどは草野マサムネ(ボーカル&ギター)で、独特の繊細で美しいメロディが特長と言われています。草野マサムネの透明感のある気持ちの良い高音や、ギターの美しいアルペジオ演奏などが注目される事が多いです。スピッツはシングルヒット曲も多数で、アルバム曲も人気です。

・グループ名:スピッツ
・結成日:1987年7月17日
・グループメンバー:草野マサムネ(ボーカル&ギター)、三輪テツヤ(ギター)、田村明浩(ベース)、﨑山龍男(ドラム)
・主な活動:音楽グループ(ロック / ポップス)
・所属事務所:Grasshopper
・所属レコード事務所:ポリドール・レコード

スピッツはCMソングになることが多いグループです。ファンではなくてもスピッツを聞いたことがあったり、スピッツの曲を知っている事があるのは、テレビCM・ドラマ・映画・ラジオなどで音楽が流れているのもあるでしょう。色々な作品の主題歌にも選ばれていて、CM以外でもスピッツの音楽は沢山使われています。YouTubeでスピッツの音楽を検索してみると、ミュージックビデオ付きの曲が沢山見つかります。

またスピッツは、ライブが盛り上がるバンドとしても知られています。草野マサムネは、目立つパフォーマンスをするタイプのボーカルではないようですが、素朴な雰囲気と人柄が魅力なのかも知れません。アルバム曲にも良い曲がありますので、スピッツのライブを楽しみにしているファンは沢山いるでしょう。

元々スピッツはパンクバンドで、メンバーはみんなハードロックやヘビーメタルに影響を受けているそうです。スピッツの音楽は、フォークソングの要素を取り入れているとも言われています。スピッツの曲は大ヒットしたり、CMソングなどによく選ばれていますが、フォークっぽい部分があるポップスが多いからかも知れません。スピッツは、ポップ系の音楽ジャンルに入るのかも知れませんが、美しい雰囲気なのも魅力です。

草野マサムネの透明感がある高音は、ハードロック系バンドのボーカルのような雰囲気とも違いますし、フォークソング歌手のような感じでもないようです。アルバムにもいろいろな音楽が入っていますが、全体的には爽やかな曲調が多いでしょう。透明感のあるきれいな声という事であれば、スピッツの草野マサムネを一番に思い浮かべる人も多いかも知れません。

2016年にシングル曲としてリリースされた「みなと」

テレビCMの音楽として流れていた「みなと」

「みなと」がシングル曲でリリースされたのは、2016年4月27日ですが、2か月後の2016年7月27日にアルバムがリリースされました。「醒めない」というアルバムの2曲目に入っています。また、通常版だけでなく、初回限定版・会員限定生産版・完全受注限定版など、全部で4パターンあるアルバムで、スピッツのオフショット映像やミュージックビデオなどの、映像作品が入っているものがあります。

スピッツの映像作品が含まれている特別版のアルバムには、YouTube動画で見ることができる「みなと」のミュージックビデオも入っています。ゆっくりしたテンポですが、ファンが手に入れたいと思うのは、「みなと」のYouTube動画を一度見てみるとうなずけるかも知れません。YouTubeはネット環境さえあればいつでも見れる動画サイトですが、好きなアーティスト作品として手元に置いておきたいと思うのでしょう。

「みなと」はNTT東日本のCMソングにも選ばれていましたので、曲名やスピッツというバンド名を知らなくても、耳にした事はある人は多いでしょう。CMで流れている音楽は耳に残りやすいですし、スピッツの草野マサムネの声はきれいなだけではなく特長があるので、印象に残りやすいのでしょう。

NTT東日本のCMにはイチローが出演していましたので、CMが流れてくるとつい目が行って、スピッツの音楽が耳に残った人もいるでしょう。またイチローのファン世代で、スピッツのグループ名を知らない人は少ないと考えられますし、聞けばすぐにスピッツとわかるでしょう。YouTube動画では、NTT東日本CMも、スピッツ「みなと」のビデオクリップも見れます。ネットで曲をチェックした人も多いかも知れません。

「みなと」のYouTube動画に注目

スピッツのシングル曲「みなと」の、ミュージックビデオ(YouTube動画)を見てみると、モノクロの映像になっているのが目を引きます。スピッツのメンバーが白い背景をバックにして演奏しているのですが、シンプルな映像なのが印象に残るでしょう。

ミュージックビデオに出てくるものは、序盤でテーブル上の紙芝居のケース、中盤では紙芝居の中で演奏しているスピッツのメンバーと、シンプルなアニメーションです。スピッツのメンバーが演奏しているシーンでは、黒い影が映像の中に入ってくるのは意味がありそうでした。そして終盤では、紙芝居の扉が閉じてミュージックビデオが終わります。

YouTube動画で見られるミュージックビデオと、「みなと」の歌詞の意味は、何らかの関係があるのでしょう。スピッツの歌詞は、意味が明確にされていないものが多いですが、紙芝居は過去の記憶を示しているように解釈できそうです。演奏をしているスピッツは、紙芝居でパッケージされた記憶の中で生きていて、何らかのメッセージを伝えているようにも見えるでしょう。

スピッツメンバーの「影」の部分だけを追ってみると、スピッツが港に立って演奏していると見られるシーンがあるようでした。もしメンバーの影が、みなとに立っているのを表現しているとすれば、ミュージックビデオを見ている視聴者の側が、海の上からスピッツの演奏を見ているように思える場合もあるでしょう。

また「みなと」の歌詞は、震災に関する意味が含まれているという考察が、インターネットで沢山見られます。ミュージックビデオでは、スピッツの演奏のほかに、アニメーションの折り鶴が登場していました。折り鶴は平和を祈ったり願掛けに使われたりもしますので、震災に関係しているのではないかと解釈されているのかも知れません。

「みなと」の歌詞は恋愛について書かれている?

船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる
知らない人だらけの隙間で立ち止まる
遠くに旅立った君に 届けたい言葉集めて
縫い合わせてできた歌ひとつ 携えて

スピッツ「みなと」の歌詞は、恋愛について書かれているのではないかという考察はとても多いようです。歌詞を読んでみると、「僕は港にいる」「遠くに旅立った君に届けたい歌がある」など、一度別れた人にもう一度会いたいという意味で受け取れそうです。スピッツの曲は”君と僕”がよく出てきますが、「みなと」もラブソングの可能性が高いでしょう。

君ともう一度会うために作った歌さ
今日も歌う 錆びた港で

「遠くに旅立った君」という部分からは、別れたあとずっと君と会えていない意味にとれるでしょう。「君に届けたい歌がある」ということは、君と再会したいという気持ちや、僕の気持ちを伝えたい意味があると解釈できるようです。スピッツの歌詞は、「君」への気持ちを歌詞にしている事が多いのかも知れません。

スピッツが「みなと」の演奏披露のために、テレビ番組出演をした時、草野マサムネが”みなとは出会いと別れが交錯している場所”と言っていたそうです。そうだとすれば、スピッツの「みなと」は、沢山の人が行きかっている、プラットフォームが表現されていることになるでしょう。

遠くに旅立ってしまった「君」ともう一度出会うために、歌を作って港で歌っているというのは、ラブソングという解釈があっても自然なことでしょう。船にのる事はしないけれども、「君」がいる世界との境界線に立って、君を探しているという意味に解釈できるようです。

「みなと」は震災に関する意味が隠れている?

勇気が出ない時もあり
そして僕は港にいる
消えそうな綿雲の意味を考える

「みなと」の歌詞は、震災について書かれているという考察も沢山あります。震災に関する具体的な言葉は全く出てこないのですが、歌詞にある「君」とは、震災で亡くなっている女性なのではないかという意見がありました。スピッツの歌詞は、自由に解釈できるように作られてある事が多いのですが、「みなと」についてもはっきりした表現は少なく、歌詞を読んだ人によってそれぞれ違うようです。

遠くに旅だった君の
証拠も徐々にぼやけ始めて
目を閉じてゼロから百までやり直す

「遠くに旅立った君」が、亡くなった恋人の事だったとすれば、「証拠」というのは、残された写真や手書きの手紙など、長い年月が経過すると劣化して、ぼやけてくるものと解釈できるかも知れません。また、君と僕の関係を知っていた友人や知人が、”とても少ない”もしくは”誰もいない”という意味なのかも知れません。

秘密にしていた恋愛だったとしたら、2人の思い出は「僕」の記憶の中にしか存在しないと解釈できそうです。「目を閉じてゼロから百までやり直す」の意味は、出会う前から別れるまでの出来事を、詳細に思い返しているとも考えられるでしょう。”ゼロから百まで”というのはちょっと迫力がある表現ですが、「君」の事を少しも忘れたくないという気持ちが、伝わってくると思う人もいるでしょう。

君ともう一度会うための大事な歌さ
今日も歌う 一人港で

「みなと」の歌詞が、震災について書かれているのかどうか、結果的に明確にはわからないようです。しかし亡くなってしまった恋人に「会いたい」と思う男性の気持ちを、歌詞にしているという解釈できるでしょう。本当に会う事はもう叶わなくでも、2人の思い出の場所(港)に行って、「君」の姿・話し方・表情・歩き方などを、もう一度探しているという意味なのかも知れません。

歌詞の意味が深いという感想があるスピッツの「みなと」

スピッツの「みなと」の歌詞が、震災について書かれていると言われているのは、ミュージックビデオの内容とも関係があるかも知れません。モノクロのアニメーションでは、折り鶴が登場します。海に浮かんでいたり夜空を飛んでいたりしているのが、亡くなった人の魂のように見えた可能性もあるでしょう。もし「みなと」の歌詞が震災について書かれていれば、折り鶴で追悼の意味を込めていると解釈できるかも知れません。

また、折り鶴が海に浮かんでいるシーンでは、光っている灯台がずっと背景にあって、これはおそらく歌詞の中に出てくる「二人で眺めた謎の光」と考えられます。この動画でも、震災に関係するような表現は全く出てこないのですが、「遠くに旅立ってしまった君(亡くなった人)」をイメージする映像ではあるでしょう。

ここで違和感があるとすれば、”君”は「遠くに旅立っている」はずなのに、”折り鶴”は、遠くに行くことはなく「灯台」近くの海でずっと泳いでいる点でしょう。折り鶴が「君」だとすれば、本当は遠くに旅立ってはいなくて、思い出の場所(灯台)のそばから離れていないことになります。

また、折り鶴のほかに登場するのは、折り紙の小舟です。まるで意思を持つ生き物のように、どんどん海の上を進んでいくのですが、この小舟は「僕」が君に届けたい言葉だと解釈できるかも知れません。アニメーションの終盤では、空を飛んでいる折り鶴と、海を進んでいる小舟が、お互いを見つけるようなシーンがあって、その後すぐに2匹の折り鶴が連れ添うように空高く飛んでいきます。

このシーンは小舟が折り鶴に変身して、2匹で一緒に空を飛んでいるところを表現していると解釈できるでしょう。スピッツの歌詞は、受け取る人によって、受け取りかたがそれぞれ違っているようです。そのため、海を進む折り紙の小舟が、灯台から離れようとしない折り鶴を見つけて、そのすぐ後に折り鶴に変身し、連れ添って空高く飛んでいくストーリーに見えた人もいるかも知れません。

スピッツの曲は歌詞が魅力的!

スピッツの「みなと」は、解釈がいくつもできて、読む人によって受け取りかたが違うのが魅力のようです。スピッツの歌詞によく登場する、”君と僕”のラブソングにも読めますし、亡くなった人へメッセージを届ける歌とも読めるかも知れません。スピッツは強いメッセージソングを作ることは、ほぼないようですが、「みなと」も受け取る人によって、感じ方が違うのでしょう。

スピッツはシングルの有名なヒット作は多いのですが、アルバムも沢山リリースしています。かっこいい雰囲気の歌詞や、ちょっと面白い歌詞なども含めて、シングルとは違う雰囲気のスピッツの曲が入っています。

YouTube動画でミュージックビデオを見ることもできますので、まずはスピッツの曲をYouTube動画でチェックしてみるのも良いでしょう。良いと思った音楽は購入して手元に置きたくなりますが、スピッツの好きな曲が入っているアルバムを手に入れて、繰り返し聞くのもおすすめです。

スピッツはライブが好きというファンも多く、シングルだけでなくアルバム曲を生演奏で聞けて盛り上がるようです。スピッツの演奏はレベルが高いとよく言われているようですが、草野マサムネが作詞作曲した、スピッツの音楽も魅力でしょう。もしライブに生演奏を聴きに行くなら、アルバムに入っている曲もチェックしておいた方が楽しめるようです。

スピッツの曲は、音楽も歌詞も魅力がありますし、いままで制作された曲はアルバムを含めて沢山あります。ぜひ「みなと」の歌詞の考察に加えて、ほかのスピッツの音楽も楽しんでみましょう!

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