スピッツの曲「1987→」の歌詞の意味は?バンド結成から30年の集大成?

スピッツの曲に「1987→」という曲があるのですが、読み方が分からないと話題になっているようです。この曲はバンド結成から30周年の集大成ともいわれますが、本当でしょうか。スピッツの「1987→」の読み方や歌詞、また歌詞やタイトルの意味について調査してみました。

目次

  1. スピッツのプロフィール
  2. 数多くのヒット曲を生みだしたスピッツ
  3. 話題の「1987→」が収録されたアルバムは?
  4. 読み方が分からない人が続出の「1987→」
  5. 「1987→」の歌詞の意味は?
  6. 「1987→」には「泥だらけ」の歌詞やフレーズが
  7. SNSでの「1987→」の感想は?
  8. まとめ:「1987→」の歌詞には過去と未来がある

スピッツのプロフィール

「1987→」が話題になっているスピッツですが、どのようなグループなのでしょうか。スピッツについてプロフィールなどを調査しましたので紹介します。

・グループ名:スピッツ
・結成日:1987年
・グループメンバー:草野マサムネ、三輪テツヤ、田村明浩、﨑山龍男
・主な活動:ロックバンド
・所属事務所:Grasshopper
・所属レコード事務所:ユニバーサルJ

スピッツの結成は1987年ということで、「1987→」という曲のタイトルはこの辺りから来ているのではないかと推測されます。スピッツは1987年に、草野マサムネさんを中心に結成されたバンドで、当時は現在のようなさわやかなフォークロックではなく、もっと激しいパンクロックのバンドとして活動していたようです。

スピッツのデビューは結成から4年後の1991年のことでした。ポリドールというレーベルからデビューしています。しかし1991年のデビューから1995年にロビンソンがヒットするまでの間、スピッツには不遇の時代が続いたようです。シングルもアルバムも現在のようには売れず、ライブもそれほど多くの集客はなかったようです。

しかし、1995年に「ロビンソン」がヒットして以降は、スピッツはヒット曲を連発するようになりました。その独特の歌詞やメロディー、そして草野マサムネさんのハイトーンボイスは、フォークという要素を含みながらも多くの若者に受け入れられていきました。また、スピッツの曲は時代を超えても色あせず、何十年も経ってからヒットする曲も多いのが特徴です。

スピッツにはファンクラブがありますが、その会員数は10万人を超えているともいいます。ライブはファンクラブの会員でさえチケットの入手が難しく、今やスピッツの人気は衰えるところを知りません。テレビドラマや映画の主題歌に、そしてCMソングにと、スピッツの楽曲は身近なところに散らばっています。

スピッツのファンクラブに入会するメリットは?会員特典や入り方は? | Luupy[ルーピー]

数多くのヒット曲を生みだしたスピッツ

スピッツはこれまでに200曲以上の楽曲を生みだしてきましたので、当然ですがヒット曲も膨大な数があります。スピッツの代表的なヒット曲について動画とともに紹介しましょう。

スピッツのヒット曲①ロビンソンの動画

スピッツのヒット曲としてまずあげられるのは、それまで不遇の時代を過ごしてきたスピッツのブレークのきっかけとなった「ロビンソン」でしょう。この「ロビンソン」という曲は歌詞の中には「ロビンソン」という言葉が一切登場しない不思議な曲です。「ロビンソン」というのはタイのデパートの名前なのだそうで、なぜこの名前になったのかという具体的な理由は分かっていません。

スピッツのヒット曲②チェリーの動画

こちらが「チェリー」の動画になります。「チェリー」はスピッツの13枚目のシングルで、アルバム「インディゴ地平線」にも収録されています。この曲は「ロビンソン」と同程度の160万枚以上の売り上げとなるヒットとなりました。「チェリー」というタイトルの意味ですが、何かから抜け出す、出発するようなという意味がこめられているようです。

スピッツのヒット曲③ハチミツの動画

こちらが「ハチミツ」の動画になります。「ハチミツ」はスピッツの6枚目のアルバム「ハチミツ」の表題曲になります。この曲はフジテレビ系のアニメ「ハチミツとクローバー」の挿入歌としても使用されました。このアルバム「ハチミツ」の中には「涙がキラリ☆」、「愛のことば」、「ロビンソン」、「グラスホッパー」など、初期のヒット曲が収録されています。

スピッツのヒット曲④愛のしるしの動画

こちらが「愛のしるし」の動画になります。「愛のしるし」はもともとはPuffyのために書き下ろされた曲で、編曲は奥田民生さんが担当されています。この曲の動画はメンバー全員がさまざまな職業のコスプレをするというもので、他の動画とは違って特徴があります。「愛のしるし」はスピッツの6枚目のアルバム「ハチミツ」に収録されています。

スピッツのCM名曲特集!午後の紅茶やビオレなど聴いた事がある? | Luupy[ルーピー]

話題の「1987→」が収録されたアルバムは?

スピッツの曲として話題になっている「1987→」ですが、どのアルバムに収録されているのでしょうか。「1987→」が収録されたアルバムについて調べてみました。

「1987→」が収録されたアルバムは1987年に発売された「CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection」で、このアルバムはスピッツのシングルコレクションになります。このアルバムはスピッツの結成30周年を記念して製作されたものだそうです。このアルバムには「1987→」の他に「みなと」や「魔法のコトバ」などが収録されています。

「1987→」を動画で確認

「1987→」ですが、こちらの動画で確認できます。スピッツにしてはかなりアップテンポで縦ノリの曲ですから、初めて聴いた人は驚くかもしれません。ですが、スピッツの初期にはこうしたパンクロック調の曲が多かったようです。この曲をスピッツらしくないという人もいるようですが、この曲が一番好きという人も少なくないようです。

この曲はシングルカットはされておらず、シングルコレクションアルバム「CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection」にのみ収録されています。このスピッツの初期をイメージさせる「1987→」が収録されたシングルコレクションアルバムは、オリコンアルバムチャートで初登場1位を記録しています。

この「1987→」は30周年を記念して書き下ろされた曲で、スピッツファンたちの間では「泣ける」と評判にもなっているようです。ミュージックビデオも過去のライブ映像で構成されるという、これまでのスピッツの曲のMVPとは少し違うつくりになっているようです。メンバーたちのビジュアルの変化も楽しめるMVともいえるでしょう。

読み方が分からない人が続出の「1987→」

そもそもこのタイトルの「1987→」の読み方はどうなっているのでしょう。特に困るのが「→」の読み方かもしれません。「1987→」の読み方について調べてみました。

「1987→」の読み方は?

「1987→」の読み方ですが、「いちきゅうはちなな」と読むそうです。矢印の読み方を心配された人もいたはずですが、矢印は読まないで数字の部分だけを訓読みすれば通じるようです。ただ、このタイトルだけを見た人は読み方が分からないようで、ネットでも「1987→」を検索すると「読み方」が上位に来るようになっているようです。「1987→」は読み方にも着目された曲です。

「1987→」の意味は?

ではこの「1987→」の意味についても考えてみましょう。この1987という数字はスピッツの結成された年のことでしょう。そして「→」の意味については、おそらくそこから始まったということなのではないかと考えられます。つまり「1987年から始まった」ということを端的に伝えるために、このようなタイトルにしたのではないでしょうか。

「1987→」というのは、文字を見て意味を考えるよりも、視覚的に分かりやすいタイトルでもあるでしょう。おそらく7スピッツファンたちの間では説明不要となりかもしれません。1987年からスタートしたスピッツも30周年を迎えたということで、改めてこの「1987年」という結成年に曲を作られた草野マサムネさんが注目したのでしょう。

この「1987→」を聴いて「THE BLUE HEARTS」をイメージする人もいるかもしれません。スピッツは初期の頃、THE BLUE HEARTSに大きな影響を受けていたそうです。ですので、その当時に演奏していた曲のイメージなどもTHE BLUE HEARTSに似ている部分もあったでしょう。ですから「1987→」がTHE BLUE HEARTSに雰囲気が似ていても不思議ではないのです。

「1987→」の歌詞の意味は?

「1987→」の歌詞について詳しく見ていきましょう。「1987→」の歌詞の意味はどのようなものなのでしょうか。「1987→」の歌詞について紹介します。

「1987→」の歌詞を作詞したのは、他の曲と同じく草野マサムネさんです。草野マサムネさんはポジティブなように見えてもどこかにネガティブな要素が紛れ込んでいるというような歌詞が多いです。この「1987→」にもそうした歌詞がいくつか見え隠れしています。たとえば「らしくない自分になりたい」などの歌詞がそれにあたるかもしれません。

「らしくない自分」というのは、自分の殻を破りたいというポジティブなイメージもありますが、自分の良い部分を否定するネガティヴな見方もできます。そして草野マサムネさん自身は、自分の作詞した歌詞の解釈をすることはありませんので、すべては聴き手の自由に委ねられます。聴く人によって、「1987→」はポジティヴな曲にもネガティブな曲にもなるでしょう。

また、スピッツの曲はあまりがつがつしているような雰囲気がないのですが、この「1987→」に限っては、かなりがつがつとした向上心、欲望のようなものが歌詞の前面に打ち出されています。おそらく1987年当時のスピッツはまだデビューもしていませんから、そうしたハングリー精神にも溢れていたのかもしれません。

「1987→」の歌詞の意味ですが、人により、そしてその時の状況にもより、さまざまな意味の解釈ができるはずです。スピッツの曲はどの曲にもそうした傾向がありますが、この「1987→」は特に聴き手の自由に聴くことができる曲といえるかもしれません。「不思議な歌を作りたい」という1987年当時の草野マサムネさんの原点が垣間見える曲といえるでしょう。

「1987→」には「泥だらけ」の歌詞やフレーズが

「1987→」にはスピッツがインディーズ時代に発売した「泥だらけ」という曲のフレーズが数多く使用されていると言います。この「泥だらけ」についても調査してみました。

「泥だらけ」とは?

「泥だらけ」というのはスピッツがまだインディーズ時代だった1988年にカセットテープに収録され、リリースされた曲になります。カセットテープのタイトルは「SPITZ」で、当時は70しかプレスされなかったそうです。買ってくれたのはほとんどが友人や知人、家族というような状況だったそうです。

「泥だらけ」はこんな曲

そんな貴重な「泥だらけ」の音源ですが、こちらになります。さすがに時代が時代だけに動画は見つかりませんでしたが、「泥だらけ」の曲の雰囲気は分かってもらえるでしょう。スピッツがパンクロックバンドだったと言っても、今は信じられない人も多いかも知れませんが、この音源を聴くと、確かにパンクロックの雰囲気が強く出ています。

この「泥だらけ」を発表後、数年してスピッツはデビューしてブレークしましたが、「泥だらけ」がシングルCD化されたり、アルバムに収録されたりすることはありませんでした。しかし、おそらくこの「泥だらけ」という曲は、草野マサムネさんにとってもメンバーにとっても思い入れのある曲だったのでしょう。

「1997→」は「泥だらけ」の影響を大きく受けた曲となっています。その歌詞の中にも「泥にまみれても」という言葉が入っています。イントロやギターソロにいたるまで、「泥だらけ」のフレーズが数多くちりばめられています。

SNSでの「1987→」の感想は?

SNSではスピッツの「1987→」に対してどのような感想があるのでしょうか。「1987→」へのファンたちの感想について調べてみました。

「1987→」のツイッターでの感想①

こちらはスピッツのファンクラブイベントに参加できた人の感想のようです。スピッツのファンたちにとって「1987→」の歌詞はスピッツそのものだといえるのかもしれません。そういう感想もネット上には多く見られました。

「1987→」のツイッターでの感想②

「1987→」が発売されたのは2017年のことですが、この曲はファンたちの間でも特別な曲になりつつあります。スピッツが30年の集大成として発表された曲ということもあるでしょうし、自分たちの歩みを見るための曲でもあるのでしょう。ツイッター上には「1987→」が最高傑作であるという感想も多かったです。

「1987→」のツイッターでの感想③

「1987→」の歌詞は荒削りな印象を持たせつつも、実はとても深い意味が込められているような歌詞も多く見受けられます。それを追求していくと、本が1冊書けるのではないかというほどの感想が生まれるでしょう。

「1987→」のツイッターでの感想④

草野マサムネさんは現在もスピッツの曲のほとんどを作詞作曲されていますが、新たな曲ができるたびに、変わらないスピッツの魅力と、新鮮で斬新な魅力を発見できます。草野マサムネさんの感性は素晴らしいといえるでしょう。草野マサムネさんの感性に改めて感じ入るファンたちの感想も多かったです。

まとめ:「1987→」の歌詞には過去と未来がある

スピッツの「1987→」について、その歌詞の意味や解釈、さらには曲の背景についても調査し、紹介してきました。「1987→」はスピッツの結成30周年を記念して書き下ろされた曲であり、過去のエッセンスが色濃いようにも見えますが、スピッツの現在、そしてこれからも示唆しているようにも感じます。

これだけ多くの楽曲を世に送り出し続け、さらにまた新たな感動をファンたちに与えてくれた「1987→」は、スピッツのこれからの可能性についても見せつけてくれた1曲ともいえるでしょう。今後のスピッツの活動にも期待が高まります。

関連するまとめ

記事へのコメント

気軽にコメントしよう!

※コメントは承認後に公開されます。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ