スピッツの曲「スターゲイザー」の歌詞の意味を解釈・考察!あいのりの歌?

CMなどでも使用されているスピッツの人気曲の「スターゲイザー」ですが、歌詞の意味や解釈はどのようなものなのでしょうか。また「あいのり」の主題歌として使われていたというのは本当なのでしょうか。スピッツの「スターゲイザー」について紹介します。

目次

  1. スピッツのプロフィール
  2. CMソングで使用されたスピッツの曲
  3. ドラマの主題歌にもスピッツの曲が多く使用されている
  4. 他にもある!スピッツの名曲動画集
  5. 「スターゲイザー」は「あいのり」の主題歌
  6. 「あいのり」とは?
  7. 「スターゲイザー」の歌詞の意味は?
  8. まとめ:「スターゲイザー」は「あいのり」の主題歌だった

スピッツのプロフィール

「スターゲイザー」をはじめ、多くのヒット曲を生みだしてきたスピッツですが、どのようなグループなのでしょう。スピッツのプロフィールについて紹介します。

・グループ名:スピッツ
・結成日:1987年
・グループメンバー:草野マサムネ、三輪テツヤ、田村明浩、﨑山龍男
・主な活動:ロックバンド
・所属事務所:Grasshopper
・所属レコード事務所:ユニバーサルJ

スピッツは4人組のバンドですが、実は全員が1967年生まれの同級生です。出身地はそれぞれ違いますが、ベースの田村明浩さんとギターの三輪テツヤさんは小学生の時の同級生です。草野マサムネさんは大学進学のために福岡から上京して同じ大学の田村明浩さんと知り合い、スピッツの前身となるバンドを結成しました。

現在のスピッツのメンバーで初めてライブを行ったのは1987年のことで、田村明浩さんと三輪テツヤさんの通う文化服装学院の「夏祭り」でのことでした。その後、スピッツは新宿や渋谷、下北沢のライブハウスやホコ天などでライブを重ねました。ただ、この当時は「THE BLUE HEARTSの二番煎じ」と評され、苦労したようです。

1988年にはインディーズでレコードをリリースしますが、そのほとんどは手売りだったようです。1989年になるとスピッツが目標としていた新宿ロフトでライブを行うようになり、いくつかのレコード会社から契約の話がもちかけられたそうです。スピッツのメンバーは1年間交渉し、所属事務所とレコード会社を決めました。

1991年にシングル「ヒバリのこころ」とアルバム「スピッツ」でスピッツはメジャーデビューしました。音楽業界でスピッツの音楽は高い関心を得ますが、1995年に「ロビンソン」がヒットするまでは、スピッツにとっては苦しい日々が続いたようです。しかし、「ロビンソン」ヒット後は新曲を出すたびにチャート入りするようになりました。

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CMソングで使用されたスピッツの曲

スピッツの曲はこれまでに多くのCMに使用されてきました。スピッツの曲をCMで聴き、耳に残っている人も多いでしょう。CMで使用されたスピッツの曲について紹介します。

午後の紅茶CM動画①

こちらは「午後の紅茶」のCMですが、このCMでは「楓」が使用されています。ただ、スピッツの演奏しているものではなく、上白石萌歌さんが歌っています。このCMは大切な人と離ればなれになり、その人を思いながら上白石萌歌さんが「楓」を歌うというストーリーになっています。心に残るCMだと評判です。

午後の紅茶CM動画②

こちらも「午後の紅茶」のCMになりますが、オードリーヘプバーンが登場したことで話題になったCMです。もちろん、オードリーヘプバーンはCGによる合成です。映画「タイタニック」のCGに関わっていた人が作成されたようですが、本当にそこにオードリーヘプバーンがいるようです。このCMではスピッツの「ロビンソン」が使用されています。

スバル「フォレスター」のCM動画①

こちらはスバルの「フォレスター」のCM動画になります。実はスピッツはスバルの「フォレスター」のCMでこれまでに4曲の楽曲を使用されています。このCMでは「渚」が使用されました。「渚」はスピッツの14枚目のシングルで、1996年に発売された作品です。この「渚」は他にもグリコの「ポッキー」のCMソングとしても使用されました。

スバル「フォレスター」のCM動画②

こちらはスバルの「フォレスター」のCMVPの別バージョンになります。こちらのCMで使用された楽曲は「ヒビスクス」です。「ヒビスクス」はスピッツの15枚目のアルバム「醒めない」に収録された曲になります。「ヒビスクス」の意味はラテン語でハイビスカスというそうです。スピッツは独特のタイトルも曲の魅力のひとつでしょう。

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ドラマの主題歌にもスピッツの曲が多く使用されている

スピッツの楽曲はこれまでさまざまなドラマの主題歌にも使用されてきました。スピッツの曲を主題歌として採用したドラマについて紹介します。

「白線流し」の主題歌「空も飛べるはず」動画

「空も飛べるはず」は初期の作品ですが、ドラマ「白線流し」の主題歌として使用されました。このドラマ「白線流し」は「空も飛べるはず」の発売から2年後にフジテレビ系列で放送されました。主演は長瀬智也さんと酒井美紀さんです。このドラマの物語は、卒業を間近にした高校3年生の男女の青春モノとなっています。

「メロディ」の主題歌「スカーレット」動画

「スカーレット」は1997年に放送されたドラマ「メロディ」の主題歌として使用されました。「メロディ」はTBS系の「東芝日曜劇場」枠で放送されていたドラマです。このドラマの主演は小泉今日子さんと小林薫さんでした。このドラマは普通の専業主婦だった小泉今日子さん演じるヒロインが、夫の浮気によってその人生が変化していく物語です。

「めだか」の主題歌「正夢」動画

スピッツの「正夢」はドラマ「めだか」の主題歌として使用されました。「めだか」はミムラさんこと美村里江さんがヒロインをつとめるドラマで、2004年にフジテレビ系列で放送されました。このドラマは普通のOLだったヒロインがリストラにあったことをきっかけに、定時制高校の教師として奮闘する物語です。

「あすなろ三三七拍子」の主題歌「愛のことば」

「愛のことば」はドラマ「あすなろ三三七拍子」の主題歌として使用されました。「あすなろ三三七拍子」はフジテレビ系列で2014年に放送されたドラマです。このドラマに主演されていたのは柳葉敏郎さんで、応援団の再建に奮闘する中年サラリーマンを演じておられます。このドラマには他にも剛力彩芽さんなどが出演されました。

他にもある!スピッツの名曲動画集

ドラマの主題歌やCMソングなどに使用されたスピッツの楽曲を紹介してきましたが、他にもスピッツには数多くの名曲があります。スピッツの名曲を紹介しましょう。

スピッツの名曲動画①チェリー

こちらはスピッツの「チェリー」の動画になります。「チェリー」は現在でもカラオケで人気の曲ですが、発売は1996年です。1996年といえば、「ロビンソン」がヒットしてスピッツが乗りに乗っている年でもあります。この曲はツアーの最中に作られた曲だそうで、歌詞は「地に足を付けて」歩いて行くというイメージで書かれたそうです。

スピッツの名曲動画②ハチミツ

「ハチミツ」はスピッツの6枚目のアルバムとして発売された「ハチミツ」の表題曲になります。このアルバムは1995年に発売されました。このアルバムには「ロビンソン」や「涙がキラリ☆」など、スピッツの初期の作品が多数収録されています。「ハチミツ」はアニメ「ハチミツとクローバー」の挿入歌としても使用されました。

スピッツの名曲動画③春の歌

「春の歌」はスピッツの30枚目のシングルで、2005年に発売されました。このシングルは両A面となっており、「テクテク」も収録されています。「春の歌」はコカ・コーラ「アクエリアス」CMソングとして使用されたほか、2014年にはロッテの「ガーナチョコレート」のCMソングとしても使用されました。

スピッツの名曲動画④みなと

「みなと」はスピッツの41枚目のシングルで、2016年に発売されました。この「みなと」はCD規格のシングルとしては約3年ぶりに発売されたものです。「みなと」はNTT東日本の企業CMソングとしても使用されました。同じ年に発売されたアルバム「醒めない」にも「みなと」は収録されています。

「スターゲイザー」は「あいのり」の主題歌

スピッツの人気曲のひとつ「スターゲイザー」は「あいのり」の主題歌としても知られています。「スターゲイザー」とはどんな曲なのかを紹介しましょう。

「あいのり」の主題歌「スターゲイザー」

こちらが「あいのり」の主題歌「スターゲイザー」の動画になります。「スターゲイザー」はスピッツの28枚目のシングルとして2004年に発売されました。オリコンチャートでは週間で最高位は1位を記録し、発売された2004年度の年間ランキングでは33位となっています。レーベルはユニバーサルJです。

この「スターゲイザー」はスピッツにとっては1年5ヶ月ぶりのシングルでした。この「スターゲイザー」は「あいのり」のために書き下ろされた曲ですが、作詞作曲を担当された草野マサムネさんは、主題歌の依頼がきて初めて「あいのり」を視聴したのだそうです。「スターゲイザー」は「あいのり」で2003年10月から1年間主題歌として使用されました。

「スターゲイザー」のプロモーションビデオは長野県軽井沢町にはる廃墟を利用して撮影されたそうです。この「スターゲイザー」は「ありのり」の主題歌のほかに、スバルの「フォレスター」のCMソングとしても使用されています。また、2018年に放送されたAmazonプライム・ビデオ「しろときいろ」主題歌としても採用されています。

この「スターゲイザー」のカップリング曲には「三日月ロック その3」が収録されています。これは「SPITZ JAMBOREE TOUR “双六(スゴロク)2002-2003”」で演奏されたものなのだそうです。「三日月ロック その3」は2012年に発売されたアルバム「おるたな」にも収録されています。

「あいのり」とは?

スピッツの「スターゲイザー」が主題歌として採用された「あいのり」とはどのような番組なのでしょうか。「あいのり」について紹介します。

「あいのり」はフジテレビ系で1999年から2009年まで放送されていた恋愛バラエティ番組です。この番組では男性4人、女性4人が「ラブワゴン」と呼ばれるひとつの車に乗って世界のさまざまな国を旅します。その旅の行程の中で男女の恋愛が進んでいき、カップルが成立したり振られたりということがあります。

ラブワゴンに乗っている男女は、それぞれ好みの異性に告白をすることができます。その時に日本行きのチケットを渡します。もしも告白にOKの返事ならばそのチケットを受け取って2人で帰国しますが、ノーの返事の場合は、振られた人だけが帰国するという形になります。「あいのり」では恋愛模様だけでなく、各国の社会問題なども紹介されました。

ラブワゴンはリアルな恋愛模様が見られるということもあって人気番組となり、バラエティ番組としては長寿の部類に入る10年間放送されました。放送時間は毎週月曜日の23時からで、仕事を終えて帰宅した人が主な視聴者だったようです。「あいのり」のスタジオ出演者は久本雅美さんやウエンツ瑛士さんなどがいました。

スピッツの「スターゲイザー」が使用されたのは2003年10月から2004年9月の1年間でした。「あいのり」の主題歌はオリコンで1位を獲得し続けていたということもあり、草野マサムネさんは当初とても緊張していたそうです。しかし、スピッツの「スターゲイザー」も見事オリコン首位を獲得しました。

「スターゲイザー」の歌詞の意味は?

「あいのり」の主題歌として話題になった「スターゲイザー」ですが、歌詞の意味はどのようなものなのでしょうか。「スターゲイザー」の歌詞の意味について調査しました。

「スターゲイザー」の歌詞の意味

スピッツの曲のほとんどを作詞作曲されている草野マサムネさんは、自身の曲に対する解釈をしないということで知られています。それは聴き手に解釈を委ねるためなのだとか。ですので、この「スターゲイザー」についても、草野マサムネさんやメンバーによる歌詞の意味の解釈などはありません。

ただ、この「スターゲイザー」の歌詞を書いた時の心境について草野マサムネさんは、「告白の返事を待つ間の一晩」をイメージしながら歌詞を書いたのだそうです。そうしたこともあり、歌詞には夜空の星が出てきます。そして、その星を見ながら、告白の返事についてあれこれ考えている人物が想像できます。

告白の返事を待つ時間というのはとても長く、そしてとても甘く、そしてとても切ない時間でもあります。「スターゲイザー」の歌詞にある「一度きりの魔球を投げ込む」というのは、「あいのり」でいう日本行きのチケットを手渡して告白をするという意味なのでしょう。その結果、笑う人もいれば泣く人も出てしまうのが「あいのり」です。

「スターゲイザー」の歌詞の意味は深く、さまざまなとらえ方もできそうです。告白の答えを待つときの時間ですから、ネガティブな意味の歌詞ではありません。ただ、この後の返事次第ではネガティブな展開になってしまうだろうなと想像してしまう歌詞でもあり、そこがスピッツらしさなのでしょう。

まとめ:「スターゲイザー」は「あいのり」の主題歌だった

2003年から1年間、恋愛バラエティ番組「あいのり」の主題歌として使用された「スターゲイザー」について紹介してきました。草野マサムネさんはこの曲を書くまでは「あいのり」を見たことがなかったようですが、歌詞には「あいのり」らしさが溢れていました。

「スターゲイザー」の歌詞の意味ですが、おそらく聴く人によって解釈は異なってくるものと考えられます。「スターゲイザー」などの名曲を発表してきたスピッツが、今後どのような新たな楽曲を発表するのか。スピッツの今後の活躍にも期待が集まります。

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