小池唯の現在は?ゴーカイピンク役の人気美少女は芸能界を引退した?

小池唯はジュニアアイドルとして芸能界でのキャリアをスタートさせ、2011年に「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイピンクを演じた美少女として人気を博しました。近年の動向が聞かれないことから芸能界引退の噂もある小池唯の現在について、調査してみました!

目次

  1. スターの登竜門?戦隊シリーズ
  2. 現在の小池唯は?
  3. 美少女として注目された小池唯
  4. 舞台「櫻の園」に出演した小池唯
  5. 「ザ・シスターズ」の人気者だった小池唯
  6. ミスマガジンでの小池唯の活躍
  7. 女優として経験を積んでいった小池唯
  8. 歌手活動も!小池唯のユニット結成
  9. CDデビューした小池唯
  10. 「アイドルの穴日テレジェニックを探せ!」の小池唯
  11. 日テレジェニックの小池唯
  12. 全国区になった小池唯
  13. 写真集『flapper★』の小池唯
  14. 活躍の幅を広げる小池唯
  15. ファンを大切にする小池唯
  16. DVDからドラマまで!ゴーカイピンクになる前の小池唯
  17. 「Tomato n'Pine」と小池唯の変化
  18. 仮面ライダーシリーズから戦隊シリーズへ!小池唯の転機
  19. 「海賊戦隊ゴーカイジャー」に出演した小池唯の役柄
  20. 「ゴーカイジャー」で絶賛された小池唯
  21. 見納め?小池唯のイメージDVD
  22. 大人になった小池唯の写真集
  23. 映画で異なる顔を見せた小池唯
  24. 引退説の一因?ドラマへの出演が少なくなった小池唯
  25. ファンから求められる小池唯の望まれる姿

スターの登竜門?戦隊シリーズ

古くから現在に至るまで、特撮作品の人気シリーズと言えば「仮面ライダー」に「スーパー戦隊」でしょう。子供たちの間で不変の人気を誇っている作品であるというだけでなく、出演しているキャストそれぞれが人気を拡大しさまざまなテレビドラマや映画作品などで活躍するようになる例が多いのです。

すなわち、いずれのシリーズについても「スターの登竜門」と言うことができるだけの作品になっています。これまでの傾向として「仮面ライダー」シリーズについては「ライダー出身の俳優」が多い一方、「スーパー戦隊」シリーズ」では男女混合でメンバーが構成されていることから女優の出身者も少なくありません。

2010年代に若手女優として注目を集めることになった存在としては2009年の「侍戦隊シンケンジャー」に出演した高梨臨、2013年の「獣電戦隊キョウリュウジャー」に出演した飯豊まりえらが挙げられます。この記事では、そんな女優の一人である小池唯についてくわしくご紹介します。

現在の小池唯は?

女優の小池唯が現在どうしているのかについて、その動向はなかなか伝わってきません。引退説がささやかれるなどずっと応援を続けてきたファンにとっては心配な状況が続いている中、2018年4月11日に女優である森田涼花(もりたすずか)のオフィシャルインスタグラムにおいて小池唯とのツーショットで撮影された「現在の写真」が公開されました。

森田涼花はアイドルグループの「アイドリング!!!」に在籍していた2009年に「侍戦隊シンケンジャー」へ出演していて、同じ戦隊シリーズの出演者ということで小池唯との交流もあったのでした。インスタグラムの写真につけられたコメントによると久しぶりの再会だったようで、小池唯は前髪を切りすぎたらしいという情報も添えられていました。

小池唯は以前からそのルックスで美少女として人気でしたが、現在まで変わらない様子が見られたことでファンも盛り上がりを見せています。何と言っても現在の小池唯が無事に元気でいることがわかっての安心が大きく、一部には本格的な芸能活動への復帰を熱望する声も見受けられました。

美少女として注目された小池唯

1991年4月4日に生まれた小池唯は2006年、14歳のときに芸能プロダクションの「エクスィード・アルファ」へ所属しジュニアアイドルとしての活動をスタートさせることになりました。当時の小池唯は本当に愛らしい美少女という雰囲気ですが、現在にもその面影は残っているかもしれません。

その年には『ゆい14歳』や『ゆい14歳~秘密~』、『ゆい14歳~紋白蝶~』といった作品が次々に写真集及びDVDとしてリリースされました。これらの作品は現在もインターネットオークションなどへ出品されるケースがあるのですが、すでに廃盤となっていることもあって高額な値段がつけられるなどしています。

さらに2006年7月25日には、ポストカード写真集『イノセント』も発売されています。作品によって小池唯は美少女ながらどこか垢抜けないようにも見え、総じて中学生らしく健康的な女の子という印象があります。当時のオフィシャルブログにおいても、普通の女の子といった文面が綴られていました。

舞台「櫻の園」に出演した小池唯

2007年に高校生となった小池唯は、芸能活動を本格化させます。そこではじめて出演した舞台作品が、「櫻の園」でした。小池唯にとって初の演技経験は、2017年5月に撮影が行われた大阪ガスのCMです。近畿地方の限定でテレビのほか大阪ガスのホームページ、街頭の大型ビジョンや電車内でも流れました。

「櫻の園」は吉田秋生による漫画作品が舞台化されたものであり2008年には福田沙紀の主演で杏や大島優子、武井咲らも出演しての映画も制作されています。舞台としては1994年に上演され、2007年版では佐藤寛子が主演しました。小池唯は高校生活を送りながらも稽古を重ね、2007年6月24日に初日を迎えます。

2007年7月1日で全10回の公演は終了したのですが、公演期間中の2007年6月30日をもって小池唯は所属事務所をフォースプリングスへと変更しています。千秋楽となる公演を終えた後、出演者の面々と会うことができなくなる寂しさから小池唯は号泣してしまったとブログで明かしていました。

「ザ・シスターズ」の人気者だった小池唯

事務所を移籍した小池唯の人気は、着実に上昇していきました。高校生となり、ルックスも正統派美少女といった雰囲気が増します。2007年11月にはカレンダーやマウスパッド、生写真のほか抱き枕などといったオフィシャルグッズも発売されました。写真をプリントしているグッズが制作されるほど、小池唯の人気が高まったということでもあるでしょう。

2008年4月からは、現在は終了していますがスカパー!でジュニアアイドル番組として放送されていた「ザ・シスターズ」において小池唯がMCとして抜擢されています。番組は学園教育番組という体裁がとられていて、小池唯は先生役ということになりました。美少女がそろった9人の生徒たちをまとめる役どころであり、人気を見込まれての起用です。

番組にはジュニアアイドルの美少女たちが一堂に会するということで、ファンからの注目も高いものでした。大変な役割ながら、人気を上げている小池唯のポテンシャルが買われたのでしょう。メンバーがはじめて顔を合わせた際には人見知りでなかなか話すことができなかったものの、収録が進められていく中で打ち解けしっかり対応力を見せていました。

ミスマガジンでの小池唯の活躍

小池唯は2008年3月、「ミスマガジン2008」のセミファイナリストとしてベスト16にエントリーされました。「ミスマガジン」は現在まで続くグラビアミス・コンテストであり、読者投票によってグランプリが決定されるということで読者からの人気がダイレクトに反映されます。小池唯は実に、15,000人の美少女が応募した中で人気の16人に残ったのです。

並居る美少女の中でグランプリを獲得するには至りませんでしたが小池唯は2018年7月13日、「ミスマガ!GyaO賞」を受賞することになりました。「ミスマガ!GyaO賞」はセミファイナリストとなった面々の中から小池唯のほか現在は本名の金子織江名義で活動している奏木純(かなきじゅん)や望月美寿々、森はるかが受賞しています。受賞者は、森はるかを除いて同世代です。

ただ幼い印象がある小池唯は、美少女の中でもっとも年下に見えなくもありません。なお同時期に小池唯は美容問屋である株式会社マスダ増のカタログやポスターにも着ようされているのですが、撮影で着用した振袖が七五三のように見られたと言います。受賞にともない、2008年12月にはソロDVDとして『マガジンメイト小池唯』もリリースされました。撮影は2018年7月末から5日間にわたり、サイパンで行われています。

女優として経験を積んでいった小池唯

2008年9月に小池唯は野村忠弘監督、芳野友美主演で制作された短編映画である『ナゾミさんLOST FILE~タマミちゃんとの夏/霊魂の実在』へ出演しています。美少女の幽霊役であり出演するシーンこそそれほど多くないものの、作品においては重要な役どころを果たすことになりました。

実は作品は、2010年に開催された小池唯のバースデーイベントにおいて上映されるまで公の目にふれることはありませんでした。ですが、その後は監督が手がけた作品として現在までクローズアップされる機会がままあります。また、2008年10月にはモバイル向けに制作されたオムニバスドラマである「呪われた学校」にははじめての主演として出演しています。

奇しくもいずれもホラー要素のある作品ですが、雰囲気はかなり違ったものとなりました。2009年には、2007年に続いて再び「櫻の園」の舞台にも出演しています。この間の小池唯は人気が増しているだけでなく、より重要な役柄を演じるといったように女優としても経験を積みステップアップしています。

歌手活動も!小池唯のユニット結成

2008年12月21日と2009年1月11日に、『マガジンメイト小池唯』のリリースを記念してのイベントが開催されました。小池唯は、事前に700枚のDVDにサインを書いてイベントへ臨んでいます。美少女アイドルとして人気を獲得しつつあった小池唯への注目は疑いなく、2009年初頭にはモバイルサイトの『東スポ芸能』でも「2009年注目のアイドル」ということで取り上げられました。

イベントの前には小池唯が歌手活動をスタートさせる旨の告知があり、その詳細はイベントで明かされることが予告されていました。そして果たして当日には同じマガジンメイトの奏木純もイベントを開催し、その場で二人によるユニットとして「Tomato n'Pine」(トマトゥンパイン)の結成が発表されたのです。

イベントは立ち見に増席もなされるほどの盛況ぶりであり、二人の人気ぶりがうかがわれることになりました。「Tomapai」(トマパイ)の愛称がつけられた美少女ユニットは、2009年4月のデビューを控えて2ヶ月前から『"Life is beautiful"TSUTAYA CD Rental Short Ver.』としてTSUTAYA限定でCDの無料レンタルを開始しました。これは、現在に至るまでもなかなか聞かれないプロモーションです。

CDデビューした小池唯

Tomato n'Pineのデビューミニアルバムである『Life is beautiful』は、2009年4月4日にリリースされました。実は小池唯も奏木純も誕生日は1991年4月4日であり、生年月日がまったく同じ二人にとって18歳の誕生日がデビュー日となったのです。人気美少女女子高生アイドルユニットのデビューということで、各所でも取り上げられました。

デビューCDにはタイトル曲のリミックスバージョン、さらにはレコーディング風景などを収めた特典DVDも付属されました。デビューと同時に「トマパイ・インストア・イベント・ツアー」も実施され、スタンプラリーとしてCDを購入して得られるスタンプを集めることで3ショットの写真を撮影することができるというプレゼントもありました。

美少女メンバーのルックスなどが人気のファクターとなっているアイドルグループも多々ある中で、Tomato n'Pineについては本格派とする向きが強くなっています。その音楽性もかなり高く評価されていて、それは現在においてもなお変わっていません。小池唯は元々人前で歌ったり踊ったりすることを苦手としていたのですが、これは周囲によるフォローと本人による努力のたまものでしょう。

「アイドルの穴日テレジェニックを探せ!」の小池唯

2009年4月、小池唯は音楽活動をスタートさせながら他方で「日テレジェニック2009」の候補生として人気のベスト16にエントリーされました。16人の美少女についてはバラエティ番組の「アイドルの穴日テレジェニックを探せ!」に出演して毎週さまざまな企画へ挑み、それに対して視聴者投票が行われます。

その結果によって、1人ずつ候補生が脱落していくというサバイバル方式の選考が行われました。小池唯は歌手活動と舞台出演、さらには学校生活も並行しての取り組みという多忙な日々を送ることになります。番組の放送中には毎週の投票で残ることができれば、終了後に生ライブチャットが行われるというサイクルでした。

小池唯は2週目には15位となるなど、ファンにとってもやきもきする日々が続きました。ですがそのチャットタイムは時にパジャマ姿で行われるなど、ファンとの交流という意味では貴重な機会にもなったのでした。そして2009年6月の放送まで、小池唯は見事に残り続けることができたのです。6月末の放送で最終的に、5人がメンバーとして残っています。

日テレジェニックの小池唯

「日テレジェニック2009」としては小池唯のほかに現在も女優として活動している小泉麻耶や齊藤夢愛(さいとうゆあ)に加え結婚を機にグラビアアイドルから引退した清水ゆう子、芸能活動を休止した米村美咲も選ばれています。受賞により、小池唯は2009年7月18日からバラエティ番組である「日テレジェニックの穴」にレギュラー出演することになりました。

「キャップ」として番組を仕切っていたお笑いタレントの有吉弘行から、小池唯はかわいいだけで個性がないということで「無個性」なる愛称がつけられています。放送された番組は日テレジェニック決定までの前身番組とともにそれぞれ『アイドルの穴~日テレジェニックを探せ!COMPLETE DVD-BOX』、『日テレジェニックの穴COMPLETE DVD-BOX』としてソフト化されました。

別途に撮影された未公開映像も、特典として収録されています。また個人としても、『日テレジェニック2009小池唯魔法の笑顔』のDVDがリリースされました。さらに日テレジェニック2009のメンバーで、歌手として『アイドルの理想と現実09』を歌唱したCDもDVD-BOXの特典として制作されています。

全国区になった小池唯

2009年の小池唯は、「ザ・シスターズ」では登場から2年目を迎えて番組内にあらたなメンバーを迎えながらも引き続きMCを務めることになります。2009年6月にはテレビドラマでははじめて、テレビ東京系列で放送された「トミカヒーローレスキューファイアー」に1話ながら出演しました。

また、本格的な映画作品としては2009年7月に相澤仁美主演で公開された「実写版まいっちんぐマチコ先生無敵のおっぱい番長タイマン勝負」でまいっちんぐ♪」に美少女のヒロイン役としてキャスティングされています。18歳にして、まさかの美少女小学生役ということでも話題になりました。

雑誌グラビアへの登場機会も目に見えて多くなり、グラビアアイドルとしても注目株となりました。さらにはTomato n'Pineとしても、各種のライブイベントに出演するなど精力的に活動しています。日テレジェニックとなったことで情報番組の『おもいッきりDON!』やバラエティ番組の『中井正広のブラックバラエティ』、『24時間テレビ』など日本テレビ系列の番組出演も多くなりました。

写真集『flapper★』の小池唯

2009年の夏、小池唯は健康的な日焼けが目立つほどにグラビアでの活動が活発でした。そのような中で、2009年11月7日には写真集の『flapper★』がリリースされます。写真集はジュニアアイドル時代以来ということもあり、シチュエーションは高校生活ラストとなる夏休みを小池唯と一緒に過ごすといったものとなりました。

撮影は沖縄において行われ、その中には制服姿のほかほぼメイクをしていない小池唯の姿を収めたショットもあります。暑さの中で行われた制服姿の撮影で、呼吸が苦しくなるほどだったと言います。また18歳の美少女らしさに加えて、小池唯は大人びた表情も見せるようになっています。

発売当日には写真集発売記念イベントが開催され、小池唯は800冊以上の写真集にサインを書いた上で臨みました。小池唯は撮影に際して以前の写真集に比べただただ指示されるばかりでなく、自分で動くことができるようになったということでそこに成長が感じられたと語っています。

活躍の幅を広げる小池唯

小池唯は2009年10月から2010年3月にかけて、2004年にスタートし現在までお笑いコンビであるキャイ~ンの天野ひろゆきが司会を務める情報番組の「プレミアの巣窟」へレギュラー出演しました。「プレミアンガールズ」として情報を伝える役割も担ったことで、緊張は大きかったようです。

2009年12月にはテレビ朝日系列のテレビドラマである「ミスマガ×ドラマ「僕の秘密☆兵器」」において、ミスマガジンの受賞者が務める1話ごとのヒロインとして登場しています。小池唯は男性と女性が入れ替わるというシチュエーションで、それまでになかった難しい役どころを演じました。

知名度が広まったこともあってか2009年10月からスカパーでは小池里奈、小池彩夢との共演によって「小池三姉妹」なるドラマも制作されています。小池唯はこのとき長女役でしたが、本来のキャラクターを知っているファンからは長女を演じることに対して心配の声も寄せられたそうです。

ファンを大切にする小池唯

オフィシャルブログの内容を見ても小池唯は芸能活動をスタートさせて以来、一貫してファンを大切にしてきている印象があります。それだけに昨今のことがなかなかわからず、引退したのではないかと噂されるような状況に対してはファンを続ける人たちの心配がより大きいのでしょう。

ファンへの感謝を裏付ける一例として小池唯は日テレジェニック候補生だった当時、公約として日テレジェニックとなった暁にはファンの集いを開催する旨を掲げました。それから小池唯は日テレジェニックとなり、「祝★日テレジェニックファン感謝祭」も開催される運びとなったのです。

参加者には小池唯がハンバーガーを手作りし、それをふるまうまでの間は一対一で話をすることのできる時間となりました。そのほかにもトークタイムはもちろんツーショット写真の撮影、小池唯の私物までが放出されたプレゼント抽選会といったことも行われています。そして、参加者にはおみやげまでが用意されました。

DVDからドラマまで!ゴーカイピンクになる前の小池唯

2010年1月7日に小池唯はイメージDVDの『ぜ~んぶ、ゆぃ』をリリースし、2010年1月9日の発売イベントには華やかな振袖姿で登場しました。さまざまな演技経験を経て、作品内で小池唯は沖縄出身で上京し夏休みに帰省した少女という設定でストーリー風の撮影に臨んでいます。

2010年3月には永山たかし主演で公開された映画作品である「ガチンコ疾走上等」に、ヒロインとして出演しました。2010年4月からは1年にわたり、NHK教育テレビで放送された「NHK高校講座英語」の番組内ドラマである「Bitter sweet Diaries」において主演のヒロインを演じています。

2010年4月4日には、2009年に続き第2回ファンミーティングとなる「唯と一緒に、Birthday☆Dinner」も開催されました。2010年4月16日にはミスヤンマガとしての『ヤングマガジンDVD「Yui's Collection唯コレ」』をリリースし、2010年8月には「Rody Musical」(ロディミュージカル)ではじめてのミュージカルにしてヒロイン役を務めるなど小池唯は各方面で活躍を見せています。

「Tomato n'Pine」と小池唯の変化

デビュー後、順調にファンを増やしていったTomato n'Pineでしたが奏木純は学業への専念を理由として2009年のうちに芸能活動を休止します。結果的には、ユニットを脱退することとなりました。後にプロデューサーのジェーン・スーからは真相として、若者にある気持ちの乱れがあったと明かされています。2010年になり「シーズン2」というかたちであらたにHINAこと草野日菜子、WADAこと和田えりかが加入します。

Tomato n'Pineは、3人組のトリオとなってリスタートすることになったのです。小池唯も、部ループではYUIの名義で活動することになりました。2010年5月15日から2日にわたり新体制では初のシークレットライブが開催され、新曲の『キャプテンは君だ!』はこのイベント限定のCDとして制作された後2010年8月25日にリリースされました。2011年には、『旅立ちトランスファー』でメジャーデビューを果たします。

続けて『なないろ☆ナミダ』、『ジングルガール上位時代』と3枚のシングルを発表しますがリリースは2012年の最初で最後となるアルバムである『PS4U』がラストとなりました。2012年12月29日に開催されたワンマンライブも最初で最後となり、2012年をもってTomato n'Pineは「散開」となりました。ライブの様子は、『The First and The Last "POP SONG 4EVER~散開~"』としてDVD化されています。

仮面ライダーシリーズから戦隊シリーズへ!小池唯の転機

小池唯は、2010年8月29日にテレビ朝日系列で放送された「仮面ライダーW」の最終話にゲスト出演しています。実は「仮面ライダーW」のスタッフには戦隊シリーズにかかわっていたスタッフが多く参加していて、かつて戦隊シリーズにヒロインとして出演していたキャストも多くゲスト出演していました。

そういったことも縁となったのか、小池唯は2011年2月13日にスタートした「海賊戦隊ゴーカイジャー」にゴーカイピンクのアイム・ド・ファミーユ役として出演することになります。実は小池唯はゴーカイピンク役が決まる前にも、数回にわたり戦隊シリーズのオーディションへ参加していました。

「海賊戦隊ゴーカイジャー」の2年前、2009年に放送されていた「侍戦隊シンケンジャー」のオーディションでは最終選考にまで残っています。そこで最後の最後に役を逃したことから、それまでにない悔しさを覚えたそうです。そして最後という覚悟で臨んだ「海賊戦隊ゴーカイジャー」のオーディションで、ついにゴーカイピンクという役をつかんだのでした。これは、小池唯にとって大きな転機となります。

「海賊戦隊ゴーカイジャー」に出演した小池唯の役柄

「海賊戦隊ゴーカイジャー」に登場するゴーカイジャーは宇宙人たちの宇宙海賊ということで、それまでの戦隊シリーズにおけるヒーローたちとはややスタンスが違っていました。小池唯が演じたゴーカイピンクことアイム・ド・ファミーユは、海賊ではあるのですが出自はファミーユという星の王女でした。そのためゴーカイピンクは、自分自身のことを「わたくし」と呼ぶなど丁寧な口調で話します。

もちろん普段の服装にしても、ゴーカイピンクはゴスロリ風のファッションです。そのほかに作中ではゴーカイピンクがセーラー服やウェディングドレスなど、コスプレのような服装を見せることもありました。戦隊でおなじみの集合シーンについても、ゴーカイピンクはいかにも姫であることがわかるポーズをとっている点が特徴的です。

豪快なゴーカイジャーの中で異質な存在にも見えるゴーカイピンクですが、実はゴーカイピンクにはゴーカイジャーが戦うザンギャックのために両親を亡くしたという過去がありました。アイムがゴーカイピンクとなった背景には、宇宙で散り散りになった故郷の人々のために海賊として手配書に自らの顔を載せ戦っている事実を知らせたいという思いがあったのです。

「ゴーカイジャー」で絶賛された小池唯

「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイピンクは、イコール小池唯というほど小池唯にとっては代表的な役となりました。戦隊シリーズでは時にクロスオーバーとして過去の作品に登場したキャラクターが再登場することもあるのですが、小池唯に引退説がささやかれてからもゴーカイピンクが再登場するのであれば小池唯以外の配役はあり得ないとする声が多々あります。

小池唯のゴーカイピンクが絶賛された理由は、何と言ってもゴーカイピンクのキャラクターや雰囲気が小池唯にマッチしたことでしょう。元より童顔でかわいらしい雰囲気を持つ小池唯ですから、アイムが身につける「お姫様」のような服装やおっとりとした口調もよく似合っていました。

なお、ゴーカイジャーの中ではもう一人の女戦士であるゴーカイイエローのルカ・ミルフィが大変に男勝りな性格であったために役割の「棲み分け」もなされていました。ただゴーカイイエローを演じた市道真央(いちみちまお)の素に近いキャラクターではなく、あこがれの女性をイメージして演じていたと言います。

見納め?小池唯のイメージDVD

2011年8月29日、「ヤングマガジンDVD」として『PINK BREEZE in HAWAII』がリリースされました。かつて「アイドルの穴」などを担当したスタッフが参加していて、小池唯はさまざまな無茶ぶりをなされることになります。さらに、2012年1月6日には『ハワイでグラビアしました。』が発売されました。

発売翌日の2012年1月7日には発売記念イベントが行われ、小池唯は振袖姿で登場しています。20歳を迎えていた小池唯は、同じ姿で翌日の成人式へ参加する旨も語っていました。その後は何度も引退説が出ることになり、現在へ至るまで小池唯のあらたな映像作品というものは制作されていません。

厳密に言えば、「海賊戦隊ゴーカイジャー」の後に小池唯が出演したテレビドラマや映画作品のDVDでその姿を目にすることは可能です。ただ芸能界引退に等しい状況が続いている中においては作品への出演情報をチェックすることも難しいですし、年齢を鑑みてもグラビアアイドルとして個人にスポットを当てたソフトの制作は困難が予想されます。

大人になった小池唯の写真集

「海賊戦隊ゴーカイジャー」に出演していた2011年のうちに、小池唯は2冊の写真集をリリースしました。2011年4月15日に出版された写真集には奇しくも『Pink』のタイトルがつけられていて、小池唯にとっては10代において最後の写真集ということになりました。発売直前に20歳となり、小池唯はお酒を飲んだことによってそれを実感したということです。

作品内においても海賊やプリンセスのコスプレといったように、ゴーカイピンクを彷彿とさせるような出で立ちが見られています。続いて2011年11月5日には『scene2』が発売され、写真も落ち着いた雰囲気が増すものとなりました。本人にとってかねてからの願望だったショートヘアも、ウィッグというかたちで実現することになりました。

写真集についても引退の噂が出始めて以降、あらたなものは制作されていません。グラビアアイドルの写真集という体裁で、美少女から大人の女性へと成長していく小池唯の変化が残されることはありませんでした。ただ写真集に関してはキャリアのある女優が発表する例もありますから、引退説からの復帰でという可能性がないわけでもありません。

映画で異なる顔を見せた小池唯

「海賊戦隊ゴーカイジャー」関連では、合計して5作もの映画作品が制作されています。番組の放送開始前にも、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』にゴーカイジャーが登場しています。放送終了後、2013年1月に公開された『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャーTHE MOVIE』まで小池唯はゴーカイピンクを演じることになりました。

2013年には一部で引退の話が聞かれるようにもなっているのですが、この時点で小池唯の出演作はいくつか公開されていますから決して引退したということはありません。先ほども紹介したのですが、2012年12月公開の『ジョーカーゲーム』、2013年11月公開の『琉球バトルロワイヤル』といった作品では主要人物としてキャスティングされています。

『琉球バトルロワイヤル』での小池唯はヒロインであり、琉球空手の道場を開いている館長の孫娘にして小悪魔的な一面も持つ破天荒な女性という役どころでした。「海賊戦隊ゴーカイジャー」で見せたアクションも起用の一因となり、小池唯にとっては新境地を見せるということになったのでした。引退説も残る反面、小池唯の演技を待望する声は少なくありません。

引退説の一因?ドラマへの出演が少なくなった小池唯

小池唯に引退説が聞かれるようになった一因として、一気に知名度を高めた「海賊戦隊ゴーカイジャー」の後でテレビドラマへ出演する頻度が低くなったことも挙げられるでしょう。どうしてもよく目にされるメディアで見かけられないことによって、引退したのではないかという話になるものです。小池唯が「海賊戦隊ゴーカイジャー」の次にテレビドラマへ出演するまでには、2年のインターバルがありました。

2014年8月にテレビ朝日系列で放送された「警視庁捜査一課9係season9」でゲスト出演した後、2015年にテレビ東京系列で放送された連続深夜ドラマの「LOVE理論」ではキャバ嬢役で色気のある演技も見せました。明らかに、それまでの小池唯にはまったく見られなかった一面ということになっています。

そして2016年に放送された戦隊シリーズの「動物戦隊ジュウオウジャー」では、戦隊シリーズの放送が通算して2,000回に達したことを記念してゴーカイジャーたちも登場しました。すでに引退の話が事実のものとして広がっていた中でゴーカイピンクの小池唯も出演したことから、ファンにとっては歓喜の瞬間となりました。

ファンから求められる小池唯の望まれる姿

小池唯は2013年7月をもって、所属事務所のフォースプリングスを退所しました。なかなか「海賊戦隊ゴーカイジャー」の後、コンスタントに作品へ出演する機会がなかったことなども退所には関係していたのかもしれません。いずれにしてもそれによって活動がフェードアウトし、そのまま芸能界引退となるのではないかということになりました。

実際にあらたな所属事務所も決まらず、実質的には引退という状態になっていたのです。1年が経過し2014年になってあらたな事務所がスターレイプロダクションに決まるものの、こちらも1年で退所することとなりました。小池唯本人からの情報発信についても、2006年に立ち上げたブログが2013年の事務所退所と同時に閉鎖されたことによってなくなっています。

そのような中で「動物戦隊ジュウオウジャー」に小池唯が登場した際の盛り上がりは、大変なものでした。それからまた音沙汰がなかった中で2017年には「警視庁・捜査一課長season2」にゲスト出演していますから、まだまだサプライズがあるのではないかと期待しているファンは多くいます。すっかり大人の女性となった小池唯の美貌も健在であり、またその姿を見せてほしいところです。

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