赤木春恵の現在と旦那・娘まとめ!病気の噂や渡鬼の降板理由なども調査

70年以上、女優として活躍していた赤木春恵さん。高視聴率のドラマに次々と出演されて、印象に残る演技をされてこられたので、記憶に残っている人々も多いでしょう。しかし、「そういえば最近は、赤木春恵さんを見ていない」と思っている方もいるのではないでしょうか。

目次

  1. 赤木春恵さんのプロフィール
  2. 赤木春恵さんの家族
  3. 赤木春恵さんの女優としての転機
  4. 赤木春恵さんの病気
  5. 娘さんが語る母・赤木春江さんの現在
  6. 本当の赤木春恵さん
  7. 赤木春恵は現在静かに余生を過ごしている

赤木春恵さんのプロフィール

赤木春恵さんは、1924年(大正13年)3月14日、旧満州にて出生しました。身長152cm、体重60kg(公式プロフィールより)。本名は、小田章子(あやこ)、旧芸名は、赤木春生(はるみ)でした。

赤木春恵さんの家族

現在赤木春恵さんの旦那さんとは?

赤木春恵さんの旦那さんは、東映のプロデューサーだった栄井賢(本名:小田賢五郎)さんです。旦那さんとは1947年に結婚し、一人娘の泉さんをもうけますが、1991年に肺がんで旦那さんが亡くなっています。作品としては、「ひばり・チエミの弥次喜多道中記」などがあるようです。

旦那さんとのエピソードをあまり語られていない赤木春恵さんですが、1991年に旦那さんが他界されれてしまったのはとても残念だったでしょう。50年近く寄り添ってきた旦那さんが亡くなられてからさらに女優業に打ち込んでいたようです。

旦那さんとの出会いは?

すでに旦那さんは亡くなられていますが、どのような出会いがあったのでしょう?旦那さんの仕事が東映のプロデューサーということから、ふらりと旦那さんが撮影現場に現れて親しくなっていったのではないでしょうか?馴れ初めについて語られたことがないため、どのようなエピソードがあったのか知りたいところです。

現在の赤木春恵さんの娘と孫

赤木春恵さんには、野杁泉さんという娘さんと野杁俊希さんというお孫さんがいます。現在、赤木春恵さんは「オフィスのいり」に所属しています。所属事務所名が「のいり」なので、もしかすると、と調べると、娘さんがスタッフとして働いておられるようでした。

お孫さんの野杁俊希さんは現在、俳優をしているようです。2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演もされていたり、舞台でも活動されていたりするようです。

現在、「オフィスのいり」には、赤木春恵さんのほかに、女優の大空眞弓さん、俳優の中山仁さん、女優の音無美紀子さん、タレントの川崎麻世さん、女優の沢田亜矢子さんら多数が所属しています。

渡る世間は鬼ばかりシリーズに出演していた赤木春恵

今でも年に1度ほどのペースで「渡る世間は鬼ばかり」のスペシャルは続いています。この渡る「世間は鬼ばかり」は、1990年から、石井ふく子プロデューサーと脚本家の橋田壽賀子さんコンビのTBSの連続ドラマとして始まりました。

旦那さんが亡くなる前から出演されていたドラマ

最近では、3カ月で終えるドラマが多い中、「渡る世間は鬼ばかり」シリーズは、毎回1年かけて放送される今どきとしては珍しいドラマでした。このシリーズの中で赤木春恵さんは、中華料理店の幸楽のおかみを演じ、息子の嫁である五月を嫁いびりする姑役で出演していました。

「渡る世間は鬼ばかり」シリーズは、2010年~2011年に放送された10シリーズ目が最終シリーズとなっています。「渡る世間は鬼ばかり」の最終シリーズには、石井ふく子プロデューサーからの強いオファーで、孫役の上戸彩とともに6年ぶりに姑キミ役での出演を果たしました。

渡る世間は鬼ばかりの降板理由

「渡る世間は鬼ばかり」はセリフが長いという話は有名です。脚本家・橋田壽賀子さんの考えで、家事をしながらでも状況が分かる説明セリフを一言一句間違えないように言わなければならないドラマだそうです。

泉ピン子さんなどもバラエティで時折「渡る世間は鬼ばかり」の長ゼリフの大変さについて語っています。この長ゼリフが高齢の赤木春恵さんを苦しめたのかもしれません。だんだんと覚えるのが大変になり、舞台に専念するという理由で長い間、出演を続けてきた「渡る世間は鬼ばかり」を降板されました。

赤木春恵さんの芸能活動の始まり

赤木春恵さんは、1940年(昭和15年)に松竹ニューフェイスとして入社します。その後1943年(昭和18年)に大映へ移籍をしました。1945年(昭和21年)、赤木春恵さんは、慰問劇団へ参加するため、大映を退社しました。この時期に森光子さんと藤山寛美さんと出会います。

このとき出会った森光子さんとは、森さんが亡くなるまで親友としてともに過ごします。赤木春恵さんは、森光子さんとの出会いを「奇跡に近い」と言っています。女優はみんなライバルなので、心を許すところまでの府かい付き合いはできないそうです。親友だけでなく、「心友」だと言い合っていたようです。

赤木春恵さんの女優としての転機

森繁久彌さんとの出会い

赤木春恵さんは、1948年(昭和23年)に女優としての転機を迎えます。それは、森繁久彌さんとの出会いです。森繁劇団からの代役の依頼を子育て中であることを理由に、一度は断ろうとしました。しかし、断るために訪れた大阪で、森繁久彌さんの記者会見を見て衝撃を受けます。

森繁さんの会見での姿に一気に惹きつけられ、この人と一緒に芝居をしたいと、断ることも忘れて引き受けてしまったそうです。この出会いで、リアリティーのある人間像を演じることを知り、女優として大きく飛躍できたと語っています。

姑役へのスポット

そしてもう1つは、「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」で有名な橋田壽賀子さんとの出会いだそうです。ある舞台を観劇していたときに宇津井健さんから声を掛けられ、そこで一緒にいたのが橋田壽賀子さんだったそうです。そこで、ドラマの役の依頼を受けたことにより、今までにやったことがなかった姑役というものを女優として演じることになりました。

女優・赤木春恵さんのその他の出演作品

NHKの大河ドラマへの出演は、1965年の「太閤記」を皮切りに、「おんな太閤記」「いのち」「利家とまつ」などに出演し、朝の連続テレビ小説にも「おしん」「春よ、来い」など数々のドラマに出演されています。

「おしん」「春よ、来い」の脚本は、のちに人気シリーズとなる「渡る世間は鬼ばかり」で有名な脚本・橋田壽賀子さんです。「渡る世間は鬼ばかり」石井ふく子さんプロデュース・橋田壽賀子さん脚本で、このコンビとの作品で初めて出演したのは、1974年の「四季の家」です。

シリーズものにも多く出演

赤いシリーズ、青いシリーズ(2作目は制作されず)にも出演し、「3年B組金八先生」「1年B組新八先生」「2年B組仙八先生」「3年B組貫八先生」では、君塚美弥子校長役として出演しています。

金八先生シリーズの君塚校長先生は、金八先生や生徒に対し、理解のある役どころで人気もありました。渡る世間は鬼ばかりから見始めた人にとってはとてもギャップのあるものではないでしょうか。

舞台女優からの引退

2011年には、明治座の「コロッケ特別公演」を最後に舞台作品からの引退を発表しました。引退の理由は、肉体的には不安はないが、舞台に立つと迷惑をかけることが起こるのを予測できない。それなら、まだ余裕のある、自信のあるときに卒業した方がよいとの決断でした。

最後の映画

2013年に映画「ペコロスの母に会いに行く」で主演を果たしました。88歳での世界最高齢映画初主演女優としてギネス記録にも認定されました。この作品で毎日映画コンクール女優主演賞を受賞し、授賞式には車椅子で出席していました。

赤木春恵さんの病気

乳がんの告白

テレビ朝日系の「徹子の部屋」で赤木春恵さん自身が乳がんであったことを告白しました。2007年7月に赤木春恵さん自身の触診で、左胸に違和感を持ちます。その時は、舞台が控えていたので仕事を優先させます。その後、千穐楽を終えて10月に病院で診察し、11月に乳がんが発覚します。

同年12月に左乳房の全摘手術を受けた後、投薬と放射線治療をし、がんの転移はなく回復しました。そして、「自分のような年でも乳がんになり、克服した。この経験を語ることで不安を持つ方への励みになれば」と話しています。

乳ガンとは?

乳ガンとは、乳房にある乳腺にできる悪性腫瘍です。乳腺は、乳頭を中心に15から20の乳腺葉で構成されています。乳ガンの95%以上が乳管がん、約5%が小葉がんです。40%から50%を占めるのが、乳房の上部のわき側にできるガンです。早期発見では多くが治ると言われていますが、自覚症状が感じられないのが難点です。

早期発見での自覚される症状としては、乳房のしこりがあげられます。良性のしこりとの違いは、硬く、動かないのが特徴です。乳ガンは、早期発見が大切ですから、入浴前に鏡の前で、入浴中に、就寝前のベッドの上でなど、自分で決めた場所で毎月1回は点検するようにしましょう。

もし、異変に気づいたら、乳腺外来、乳腺科、乳腺内分泌科などの表示がある病院を受診するようにしましょう。早く発見し、受診することで生命をつなぎとめることができます。

娘さんが語る母・赤木春江さんの現在

2011年に舞台を卒業し、最後の映画に出演してから赤木春恵さんはどうしているのでしょうか?2015年に自宅でお茶を取りに行こうとして転倒し、骨折してしまいます。そのときに診断は、「大腿骨頸部骨折」でした。この時、赤木春恵さんは、手術でしか治らないと言われ、手術するかどうかを医師に迫られます。


手術しなければ、2度と歩くことはできないと言われます。しかし手術後は、かなり厳しいリハビリを受けなければならす、高齢であることから、そのリハビリには耐えらないと自分で判断し、そのまま手術なしで過ごすことを選択したと娘さんがテレビで語っています。

その後の赤木春恵さん

骨折をして、手術を断念した赤木春恵さんですが、それ以外の病気も発症していたようです。病名は、「パーキンソン病」です。この病気もあり現在は、「要介護4」の状態で、日常生活の介助が必要となっているようです。指先が震えるので字が書けず、娘さんが代筆をする形で友達や福山雅治さんと文通をしているようです。

認知症ではないかという噂が出ていますが、娘さんは違うと否定されています。どうやら最後の映画である「ペコロスの母に会いに行く」の中で認知症の女性を演じたことからこのように誤解されて伝わったのではないかということです。

現在の赤木春恵さんは、病気のせいで指先が震えはしますが、頭はしっかりしているし、お手洗いも食事も自分でできるそうです。

赤木春恵もなってしまったパーキンソン病とはどんな病気?

パーキンソン病という名称を聞いたことがある人は多いでしょうが、どんな病気かを説明できる人は多くはないのではないでしょうか?それでは、この病気はどんなものなのでしょうか?パーキンソン病は、脳内のドーパミンと呼ばれる物質が不足し症状が表れます。

1.手足の震え、2.筋肉のこわばり、3.動きが鈍る、4.身体のバランスがとりづらくなる、の4大症状が特徴です。この病気は、50代ころから症状がみられ、日本では15万人ほどの患者さんがいます。40歳未満で発症するものを「若年性パーキンソン病」と呼びます。

パーキンソン病は、厚生労働省が定める「難病治療研究対策事業」対象疾患です。この対象になっていると、国や都道府県からの助成を受けることができますので、安心して長期の治療を受けることができるでしょう

パーキンソン病は、ゆっくり進行する病気で、以前はいずれ寝たきりになると言われていました。しかし、現在は、効果的な治療薬が開発されています。早い段階から治療することで、長い年数よい状態を保つことができます。

「心友」である女優・森光子の死去

2012年11月に赤木春恵さんの長年の親友である女優の森光子さんが亡くなりました。その葬儀には、車椅子で参列する赤木春恵さんの姿がありました。

コメントを求められた赤木春恵さんは、「言葉になりません。みっちゃんが天国へいってしまったことを受け止めるには、もう少し時間が必要」また、「みっちゃん、あやちゃんと呼び合い、姉妹、肉親のように悲しい時も苦しい時も乗り越えてきた」と答えています。

また、渡る世間は鬼ばかりスペシャル2013への復帰は、生前の森光子さんの手紙から決意されたようです。森光子さんは、長い手紙の中で、渡る世間は鬼ばかりに帰ってほしいと思うとつづっていたのだそうです。

本当の赤木春恵さん

「渡る世間は鬼ばかり」の姑役のせいで、性格のきつい人というイメージを持たれがちですが、娘さんによると本当の赤木春恵さんは、怒らない、優しい、おっとりとした穏やかな女性のようです。

書籍の出版

2017年には「あせらず、たゆまず、ゆっくりと。93歳の女優が見つけた人生の幸せ」という本を出版されています。この本の執筆は、病気のため手が震えて字が書けない赤木春恵さんに代わり、娘さんが口述筆記をしながら書かれたものだそうです。

この本は、毎朝娘さんがリハビリ中の母・赤木春恵さんの元を訪れて、1時間取材する形で進められた。口述筆記なので、その取材に基づき、娘さんが文章を書いて赤木春恵さんがチェックをするが、赤木春恵さんからのダメ出しもあり、約10カ月かけての完成でした。

また、書籍の帯は、交流のある福山雅治さんが書かれています。初めて出会った映画祭で福山雅治さんが楽屋に挨拶に行って以来の中で、出版社からの帯依頼に福山さんは、やらせてくださいと快諾したそうです。この本には、満州公演中のことや、藤山寛美さんのこと、兄のこと、親友の森光子さんのことなど、93年間の人生が書かれてあります。

赤木春恵は現在静かに余生を過ごしている

現在、赤木春恵さんも高齢なので、病気などの健康状態もあり、今は静かに暮らしておられるのでしょう。ファンの方はまたあの演技を見たいでしょうが、赤木春恵さんはプロの女優さんですから、自分が納得できない状態で表に出ることをよしとしないのかもしれません。もし、また赤木春恵さんの演技を見たくなったら、DVDや再放送されているものを見て楽しみましょう。

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