荒川静香はバイク女子!愛車はヤマハXVS1300CAストライカーとBOLT?
トリノオリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケーターの荒川静香。先日は、世界フィギュアスケート殿堂入りを果たしたことが大きなニュースになりました。オリンピックで見せたしなやかな演技や、流行語大賞にも選ばれた「レイバック・イナバウアー」など美しいイメージが強い荒川静香ですが、フィギュア界では無類のバイク好きとしても知られています。荒川静香の愛車は、ヤマハの「BOLT」と「XVS1300CAストライカー」という大型バイクだそうです!今回は、そんな荒川静香と大型バイクの関係を調べてみました。
目次
荒川静香はバイク女子だった!?
フィギュアスケートと大型バイクの不思議な組み合わせ
2006年に行われたトリノオリンピックにおいて、女子フィギュアスケートの金メダリストである荒川静香。海外のメディアからも「クールビューティー」と評された荒川静香は、持ち前の体の柔らかさをいかした「レイバック・イナバウアー」をはじめ、すべての演技をほぼ完璧にこなしました。そんな荒川静香が大型バイクに乗っているというのですから、驚きです!実際のところを調べてみました。
荒川静香のプロフィール
東京生まれのフィギュアスケーター
名前:荒川静香
生年月日:1981年12月29日
出身地:東京都品川区
身長:166cm
体重:53kg
所属クラブ:プリンスホテル
現役引退:2006年5月7日
荒川静香は仙台生まれではないの?
荒川静香といえば、仙台出身というイメージが強いかもしれませんね。上述のように、彼女は東京にある関東逓信病院で生まれ、1歳までは鎌倉で育ちました。その後、父親の転勤で仙台に転居しそこでフィギュアスケートを始めたので、仙台出身といってもおかしくはないでしょう。トリノオリンピック語に行われた凱旋パレードも仙台市内で行われ、約7万3000人もの人々が集まったそうです。
フィギュアスケーターとしての荒川静香
荒川静香の初オリンピック出場は長野オリンピック!
荒川静香が初めてオリンピックに出場したのは、1998年に開催された長野オリンピックでした。ところが、ショートプログラムでコンビネーションジャンプを成功させたものの、ジャンプ不足が出てしまい14位に。フリープログラムでも、ジャンプの失敗やを転倒などがあり14位に。結果、総合で13位に終わりました。
脱臼した肩をスピンしながらはめ直した荒川静香!
早稲田大学に進学後、ソルトレイクシティオリンピックの出場権争いでは村主章枝に敗れてしまい出場がかなわなかった荒川静香。ユニバーシアード冬季競技大会と冬季アジア大会では続けて優勝といった成績を治めました。世界選手権では、スピン直前に氷の溝にはまって転倒し肩を脱臼するアクシデントがあったのですが、なんとスピンをしながら肩をはめ直し最後まで滑りきったというエピソードが残されています!
レベルの取りこぼしが1つもなかったトリノでの荒川静香
「荒川静香の金メダルとイナバウアー」
— 20代後半の人が「懐かしい!」と思うモノ (@20_natsukashi) April 22, 2018
あれはリアルで見て感動した!!
懐かしいと思ったら、リツイート!!pic.twitter.com/6sJBsA03Ob
上述のように、2006年のトリノオリンピックでは金メダルを獲得した荒川静香。驚かされるのは、そのレベルの高さです。ショートプログラムとフリースケーティングを合わせて7つあったスピンと2つあったスパイラルの全てがレベル4という高得点だったのです。また、2つのステップは事実上最高難度といわれたレベル3を獲得。出場した選手の中で、荒川静香だけがレベルの取りこぼしが1つもなかったのです。
プロ転向後も精力的に活動
自身プロデュースのアイスショー「フレンズ・オン・アイス」
フレンズ・オン・アイス、素晴らしかったです!新横浜で皆さんと共に過ごせて本当に良かったです。全てのスケーターの皆さん、ありがとうございました!#FOI15 #Shizuka #Stéphane pic.twitter.com/unearZSlGb
— Elina Paasonen (@eelinpaas) August 30, 2015
トリノオリンピック後にプロスケーターに転向した荒川静香は、自身でアイスショーを企画・プロデュースしました。その名も「フレンズ・オン・アイス」。そのほかに、「チャンピオンズ・オン・アイス 2006」や「アイス・ウォーズ」など、トリノの翌年1年間に、国内外で100もの公演に出演を果たしました。
解説者としても活躍中!
こうしたプロのフィギュアスケーターとしての活動は現在も続いています。メインキャストを務める「プリンスアイスワールド」をはじめ、「スターズオンアイス」の日本公演、毎年開催している「フレンズ・オン・アイス」などに出演している荒川静香。フィギュアのシーズン中は、解説者としても活躍しています。落ち着いた口調と専門家としてのコメントは、視聴者からも好評です。
歌舞伎×フィギュアの「氷艶 HYOEN 2017 破沙羅」
2017年には、歌舞伎とフィギュアスケートの融合という新しい試みが「氷艶 HYOEN 2017 破沙羅」にて実現されました。国立代々木競技場の第一体育館において、荒川静香と高橋大輔、浅田舞に村上佳菜子、織田信成に鈴木明子といったフィギュアスケーターと、市川染五郎や市川笑也といった歌舞伎役者が出演しました。
2018年に世界フィギュアスケート殿堂入り
上述のように、荒川静香は2018年に世界フィギュアスケート殿堂入りを果たしました。これは、フィギュアスケートの発展に大きく貢献した人に授与される賞です。日本人では、女子選手として史上初めてトリプルアクセルジャンプと3回転×3回転ジャンプを成功させた伊藤みどりが2004年に受賞。2010年にはコーチの佐藤信夫が選ばれ、荒川静香が3人目となります。
「思い付きで取得した」大型バイクの免許
「女性でもこんなに大きなバイクに乗るんだ」
そんな荒川静香が大型バイクの免許を取得したのは、2011年。本人曰く「完全に思い付きで取得した」とのことですが、きっかけは車の運転中出会った女性バイカーだったそう。信号待ちの時、隣に止まった大型バイクに女性が乗っているのを見て、「女性でもこんなに大きなバイクに乗るんだ、格好良いな」と思ったそう。確かに、大型バイクに女性が乗っているとかっこいいですよね!
愛車のバイクは「XVS1300CAストライカー」
人気のクルーザーモデルを愛車に!
思いつきで教習所に通い、見事大型バイクの免許を取得した荒川静香が選んだ愛車は、ヤマハの「XVS1300CAストライカー」。こちらのバイクは、クルーザーモデルと呼ばれるタイプで、ミドルチョッパーというハンドルのデザインも人気です。「XVS1300CAストライカー」は、本体価格が1,150,000円から1,130,000円ほどで販売されています。
ヤマハの輸入モデルバイクをチョイス
「XVS1300CAストライカー」の「ストライカー」というのは、北米エリアでの名前「Stryker(ストライカー)」からきているそうです。荒川静香が最初のバイクとして選んだ愛車は、ヤマハの輸入モデルというわけです。「XVS1300CAストライカー」の画像を見ると、かなり大きくて武骨なデザインであることがわかりますよね!女性バイカーというと、可愛いバイクを選ぶようにも思いますが、荒川静香は違うんです!
テレビ番組で改めて講習を受けた荒川静香
世間に「バイク女子」であることを知らしめた!
大型バイクの免許を取得した後は、愛車に乗る機会があまりなかったという荒川静香。そこで、2012年にはBSイレブンで放送されている『大人のバイク時間 MOTORISE(おとなのバイクじかん モトライズ)』というテレビ番組の中で、改めて講習を受けることとなりました。この番組への出演を通して、荒川静香と大型バイクの関係が世間にも知られるようになったのです。
安全講習とともに大型バイクの基本操作を再チェック!
オンエアは、本日11月4日(水)PM23時〜、BS11にて。荒川静香さんがプロデュースした“女性目線”から生まれたライディングウェアも登場!今回の『おとなのバイク時間 MOTORISE』は“ライダーズ・ファッション”に注目! pic.twitter.com/sio0F11AWa
— WEBミスター・バイク (@WEBMrBIKE) November 4, 2015
番組では、安全講習ということで、基本的な乗車姿勢からチェックを受けた荒川静香。長年のフィギュアスケーターとして完成された体幹があるので、大型バイクの扱いもスムーズでした。ほかに、ブレーキングや8の字走行といった基本操作の指導を受け、「スラローム走行に自信がなかったんですが、コツを教えていただき、うまくなったかなと思います」と語っていました。
ヤマハのバイクPR大使に任命!
「JAPAN CRUISING アンバサダー」として活動
こうして、荒川静香と大型バイクの関係が知られるようになった2013年、荒川静香の愛車である「XVS1300CAストライカー」のメーカー、ヤマハ発動機販売から、「JAPAN CRUISING アンバサダー」に任命されることとなります。これは、ヤマハのバイクPR大使とでもいう役職。荒川静香は、ヤマハが主催する講習会に参加したり、ミーティングイベントに出席したりといった活動もおこなっているそうです!
公開されている任命式の様子
ヤマハ発動機の公式Youtubeチャンネルでは、2013年に行われた「JAPAN CRUISING アンバサダー」任命式の様子も動画で公開されています。この中で、荒川静香は「いろいろな好奇心の中の1つがバイク」と語っていますね。これからも、好奇心をもっていろいろな人や物に出会いたいという抱負も話しています。
ヤマハから贈呈された「BOLT」
ヤマハ発動機本社がチョイスしたソリッドなバイク!
ヤマハのバイクのPR大使として、「JAPAN CRUISING アンバサダー」の活動に取り組んでいる荒川静香は、2014年にヤマハ発動機本社から「ヤマハBOLT(ボルト)」という大型バイクを贈呈されました。「BOLT」は2013年から発売されているバイクで、排気量は941CC.モデルは「XVS1300CAストライカー」と同じくクルーザーモデルです。
見た目は重そうですが女性にも人気
こちらの「BOLT」も、見た感じのイメージは、重そうですし音も爆音が出そうな雰囲気ですね。ところが、専門家や愛好家に言わせると、見た目と違って意外なほどスムースで乗りやすいとのこと。女性バイカーでも十分乗りこなせる大型バイクなんだそうです。荒川静香は、アメリカで「BOLT」に乗っている画像も公開してます。
「ボバー」スタイルを意識した車体構成が魅力的な「BOLT」
「BOLT」は、「ボバー(bobber)」と呼ばれるソリッドなルックスを持つ大型バイクです。「ボバー」というのは、整備が整っていないような悪路を高速で走行するために施されたさまざまな改造がベースにあり、短く切り落とされたフェンダーが特徴的なポイントです。ほかにも、チョッパーより低い位置にあるハンドルバーや、後輪にサスペンションのないリジッドフレームなどがあります。
「バイク女子」荒川静香にも注目!
トリノオリンピックで金メダリストに輝き、2018年には世界フィギュアスケート殿堂入りを果たした荒川静香が、大型バイクを乗りこなす「バイク女子」であることをご紹介しました。海外メディアにも「クールビューティー!」と称された荒川静香と大型バイクの組み合わせは、意外ではありますがスタイリッシュな印象はぴったりですね。今後は「バイク女子」としての荒川静香にも注目していきましょう!
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